◇14日(日本時間15日) ジャイアンツ―ドジャース(サンフランシスコ)

 ドジャースの大谷翔平選手が、敵地でのジャイアンツ戦に「2番・DH」で先発出場し、4―0の5回無死一塁で迎えた第3打席で先発の右腕・ウィンの2球目を捉え、中前打。第2打席の12号ソロを含め、2試合連続のマルチ安打をマークした。

 0―0の4回先頭で迎えた第2打席はウィンの初球を捉え、右中間スタンド後方の通路まで飛ばす先制のソロ本塁打。自身出場6試合ぶりの12号で、ナ・リーグ本塁打トップのマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)に並んだ。

 大谷はオラクル・パークでは初アーチ。これでメジャー25球場で本塁打を記録。まだ本塁打を放っていないのはマーリンズ本拠地のローンデポパークなど残り7球場となった。

 オラクル・パークの右翼スタンドの後方に広がるサンフランシスコ湾の入り江まで打球を飛ばす「スプラッシュヒット」は2000年の開場以来、165本出ているが、日本選手が放り込んだことはない。前日は8隻のカヌーやボートが海で待機し、「お宝」を狙っていた。大谷には”日本選手第1号”の期待もかかる。(写真はAP)