◇17日 東都大学野球春季リーグ戦 日大4―1青学大

 負ければ優勝争いから脱落する日大は、青学大から2012年春以来の1部での勝ち点を挙げた。

 16日から1番に抜てきされた米津煌太外野手(1年・大垣日大)が1回に四球を選んだのを足がかりに、今季無失点だった児玉を攻略。2回には2番手の中西の145キロを左翼に放り込んだ。

 高校時代の恩師、阪口慶三元監督への恩返し弾を「うれしい。初球から思い切り振っていきました」と振り返った。

 片岡昭吾監督のさい配もさえ、連投で先発させた坂尾が3回1死まで投げ、エース市川が6イニング2/3を1安打無失点と継投もはまった。市川は「優勝するには負けられないので、どんな場面でも力を出し切りたい」と誓った。

 ◆優勝争いの行方 首位の青学大は、24日の中大2回戦に勝って勝ち点を4とすれば優勝が決まる。中大は、21日の日大3回戦に勝ち、24日からの青学大戦に連勝すれば勝ち点5で完全優勝。自力優勝がない日大は、中大戦と24日の国学院大戦に連勝して勝ち点を4にした上で、青学大が24日から連敗すれば優勝となる。