パリ五輪出場を懸けたバレーボールのネーションズリーグ女子は17日、トルコのアンタルヤなどで1次リーグが行われ、世界ランキング8位の日本は同12位のドイツに3―0で快勝、開幕3連勝と好スタートを切った。ドイツのサッカー専門誌「キッカー」の電子版は、絶好調の日本について「信じられないレベルでプレーしている」と伝えた。

 ドイツ戦は、主将の古賀紗理那が両チーム最多の20得点をマークした。同メディアは、「(ドイツは)オリンピックの望みが薄れる」という見出しで報じ、バイブル監督は「日本がここで残酷なまでに調子を上げていて、毎試合、信じられないようなレベルでプレーしていることを認識しなければならない」と脱帽するコメントを掲載している。

 ◇パリ五輪への道 開催国フランスを含む12チームが出場する。昨年の五輪予選でトルコ、米国、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国の6カ国が出場権を得た。残るは5枠。6月17日付の世界ランクで決まる。日本はアジア・オセアニア大陸で最上位になるか、出場決定国7カ国とアフリカ大陸最上位を除いた上位3カ国に入れば五輪出場が決まる。