◇18日 ロッテ6―4日本ハム(ZOZOマリン)

 ロッテの高部瑛斗外野手(26)が2年ぶりに1軍でプレーした。

 6回1死から中村奨が中前打で出塁すると、代走で登場。田村の二ゴロで二塁に進み、続く小川の中前打で二塁から快足を飛ばして生還し、同点に追い付いた。さらに8回先頭で入った打席では三塁線突破の二塁打で出塁し、荻野の左前適時打で2点差に広げる駄目押しのホームイン。2022年10月2日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)以来となる1軍公式戦安打に「長かったな…。打席に向かう時、ヒットを打った後のマリーンズファンの皆さんの歓声に震えました。今日からまたチームの勝利のために、1本でも多くヒットを打てるように頑張ります」と、しみじみ語った。

 高部はプロ3年目の2022年に盗塁王とゴールデン・グラブ賞を獲得。昨年は右肩の故障で1軍の試合に出場できなかったが、これで和田と高部の快足コンビがそろった。吉井監督は「高部の場合はスタメンタイプなのでスタメンで出てかき回してほしい。和田の場合は今のところ、後ろ(試合途中)からいって相手にプレッシャーかけるタイプなので。そこは同じようなタイプの選手ですけど、出る場面は違うかなと考えています」と役割を分担させながら、今後起用していく考えを示した。