SF 第2戦 予選  18日 オートポリス(大分県)

ペン=田村尚之 カメラ=多賀まりお

 ムゲンの新人、岩佐歩夢(22)が参戦2戦目で初のポールポジションを奪取。2番手にコンマ3秒もの大差を築き、ホンダ&レッドブル育成の底力を見せつけた。2番手にダンディライアンの牧野任祐(26)が続き、3番手はナカジマの山本尚貴(35)。女性ドライバー「Juju」こと野田樹潤(18)は、トラブルを乗り越えて予選19番手につけた。

 Jujuはフリー走行をトラブルで40分以上も失いながら、新品タイヤでいきなりアタックした予選で一気にタイムを縮めた。「オートポリスはSFでは初めて。練習走行が1時間半でも厳しいと思っていたのに…。与えられた環境でベストを尽くすことに専念した」。苦境にも前を向き、出走したA組トップから2.928秒差と、開幕戦よりも差を縮めた。「周りとのタイム差を見ると、決勝ではチャンスがありそう」と、デビュー戦の17位を上回る快走を思い描く。