◇19日(日本時間20日)MLB ブレーブス1―9パドレス(アトランタ)
パドレスのダルビッシュ有投手が敵地でのブレーブス戦に先発し、7回2安打無失点、1四球9奪三振の内容で、日米通算200勝の偉業を達成した。メジャーで107勝、日本で93勝をマーク。試合後の一問一答は次の通り。
―20年目で200勝。今どう感じているか。
「正直、実感がない。特にないけど、200に届いたのでほっとしている」
―投手・ダルビッシュを支えてきたもの
「近年だと、家族がすごくヘルプしてくれるので、そこが頑張る原動力になっている。ファンの方々も、自分が良くない時もずっといろんな言葉とか送ってくれる。そういうのが一番力になっている」
―自分への褒め言葉は
「運もたくさんある。ここまでできる体がないと(できない)。両親もそうだし、育ててもらったこともそうだし、ずっとたくさんの人に支えてもらっている。特に自分にかける言葉はない。パドレスが自分に契約をくださっているからできること。自分ができることは謙虚に明日からやっていくこと。今日のことは今日で忘れたい」
―これから目指すものは
「201勝目。次の試合はホームでまた投げると思うので。その試合、長いイニング投げられるように調整したい」
―プロ1年目の2005年、200勝投手というものにどんな思いを抱いたか
「(自分は)本当に練習したくない人だったので。そんなこと全く考えていない。覚えているのは、最初に札幌ドームの西武戦で西口さんが投げられて。すごく好きな投手だった。先輩の小田さんに、すごい勝てる投手だからちゃんと見て、勉強しろよと言われて。その時、167勝だったと思う。すごいなと思っていた。気が遠くなるような数字。自分がそこまで行けたというのは、よく頑張ったなと思う」
―常に固定観念を持たずにチャレンジできるメンタリティーはどこからうまれるのか
「それはわからない。小さい時からそう。成績を残すとかではなくて、いろんな変化球を投げたいとか、こんな球を投げたいというのが、自分がやっている動機ではある。そういうところなのかな」