日本サッカー協会の田嶋幸三名誉会長(66)が20日、東京都内で取材に応じ、同協会の宮本恒靖会長(47)が公約に掲げている2031年女子W杯の招致について、「なるべく早く決めていかなければいけない」とし、理事会の意思決定や招致委員会の立ち上げなどを早期に進めていく必要性を示した。

 国際サッカー連盟(FIFA)は17日に開いた総会で、2027年女子W杯をブラジルで開催することを決定。立候補していた米国とメキシコの両連盟が31年大会の共催招致へ方針転換したことや他国と比べて政府保障を受けることが難しい点などを挙げ、FIFA理事を務める田嶋名誉会長は「違うところで差をつけられるように、しっかり準備をしていかないといけない」と話した。