サッカーのポルトガル2部、オリベイレンセに所属する元日本代表FW三浦知良(57)が21日、今季の公式戦全日程を終え、羽田空港着の航空機で帰国した。プロ39年目のカズは今季公式戦6試合に出場し、昨季に続いて無得点だった。カズは「悔しさがほとんど」と振り返りながらも、「ポルトガルで挑戦できる、戦える状況にいる自分というものが幸せに感じた」と充実の表情で語った。

 来季にはプロ40年目を迎える自身のキャリアについて、カズは「大したもんだよ、カエルの小便ですね」と、人気映画「男はつらいよ」で主演する寅次郎のせりふに重ね合わせ、去就に関しては「たくさんの選択肢があるわけではない」と指摘。オリベイレンセとの契約は一区切りで、2022年シーズン以来の国内復帰が現実的なシナリオとなるようだ。

 新天地を決めるポイントについて、カズは「どこで、どういうプレーをして、どこで、どういう生活をして、サッカーをしながら幸せに感じるかがすごい大事」と話した。