◇21日 ソフトバンク―楽天(みずほペイペイドーム)

 楽天が両リーグ今季ワースト失点を記録した。5回までに20失点。今季の1試合最多失点は4月20日に中日が阪神戦(甲子園)で記録した「15」で、それを上回る大炎上劇となった。球団にとっても20失点は球団創設1年目の2005年3月27日のロッテ戦以来で、その時のスコアは「0―26」だった。

 先発登板したポンセが2回に先頭の山川から5連打を打たれるなど、この回だけで打者11人、4長打を含む被安打8で7点を献上した。3回以降も失点を重ね、4回途中11安打12失点で降板。2番手の桜井も6失点するなど救援陣まで次々と打ち込まれた。

 4月25日にソフトバンク本拠地の名称が「みずほペイペイドーム福岡」に変更されてからソフトバンクは試合前まで10勝1敗。唯一の黒星を付けていたのが楽天で、今江監督も「他のチームに比べたらいいというだけ。ホークスはとにかく勢いがあって強い。少しでも土をつけれるようにしたい」と試合前に話していたが、立つ瀬なしの展開となった。