野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督(49)が8日、吉見一起投手コーチ(39)ともにバンテリンドームナゴヤを訪れ、中日―楽天戦を視察した。11月に国際大会「ラグザスpresents 第3回WBSCプレミア12」がある中、先週から各チームを順次訪れてあいさつをしており、この日は最後の視察。中日・立浪、楽天・今江の両監督や、中日の高橋宏、松山、岡林をはじめ、両チームの選手たちとあいさつを交わした。

 楽しみな選手を聞かれると、「ジャパンに入っている高橋投手や、春に呼んだ松山投手とかですね。継続してこれからも見たいなと思いますし、楽天の外野陣は走攻守そろっている選手が多いので、その辺は今シーズン追って見ていきたい」。中日では昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場した高橋宏、今年3月の強化試合で代表入りした松山の名前を挙げた。

 プレミア12の選考はまだ先の話だが、世界一へ向けての選考のポイントを聞かれると、「投手陣ではコントロール、ボールの速さもそうですし、打つ方では走攻守そろっていればなおいいかなというところはまずベースにしたい。そういった選手を思い描いていてもケガが一番怖いので、シーズン通してまずはケガなく終えてほしいなと思います」と語った。