◇15日(日本時間16日)MLB ドジャース2―7ロイヤルズ(ロサンゼルス)

 試合後、ドジャースのロバーツ監督の会見。約8分間のほとんどが「右上腕の張り」で緊急降板した山本由伸投手の質問に割かれ、管理責任を問われた。

 山本は「今週、多少張りを感じていた」という。その影響で、ドジャースは13日のレンジャーズ戦登板を15日のロイヤルズ戦に変更した。監督は「投手の誰もが登板後に感じるような筋肉痛のようなものがあるとは分かっていたが、彼が先発できないと感じたことはなかった」と説明した。

 この日、試合前のウオームアップでも、山本は「多少、少しだけ張りがあったが、そこまでの張りはなかった」という。一方で、監督は「その話には加わってなかった」。投手コーチと山本はコミュニケーションを取っていたが、監督は2回表終了後にプライアーコーチに呼ばれて、血相を変えてクラブハウスに向かって消えていくまで状態を知らなかった。

 球団発表は「右上腕の張り」だが、16日に精密検査を受ける。本人は「感覚的にはそこまで悪いものではない」と軽症を強調するが、監督は「予防的措置だとしても、負傷者リスト(IL)に入れる可能性は高い」とIL入りの方針を示唆した。

 日本投手のメジャー1年目は難しい。これまでも、ボールやマウンド、環境の違いなどで、肘や肩の負担から長期離脱を強いられる日本選手もいた。大谷翔平も1年目に右肘を痛めて、靱帯再建術に踏み切った。

 米メディアの中からは「ウオームアップで張りを感じていた山本をなぜ登板させたのか」という声も上がった。山本は前回のヤンキース戦で今季メジャー最多の106球を投げた。4試合連続で中5日で投げ、その4試合いずれも100球以上投げた。監督は「もし、山本が2イニングしか投げられないと分かっていたら、登板させていない。(張りがあるという)知らせを聞いて驚いた」と話した。(写真はAP)