■2021年に発売された「Evo37」の後継車

イタリアを拠点とするスポーツカーメーカー「キメラ」は、新型スポーツカー「EVO38」を世界初公開しました。

キメラ Evo38
キメラ Evo38

同ブランドでは、ランチア幻の「ラリー038」への現代オマージュだといいます。038は、1983年にWRCタイトルを獲得した最後の後輪駆動車である「ラリー037」 の進化版となるはずでしたが、生産に至りませんでした。

キメラ Evo38
キメラ Evo38

EVO38は、2021年に発売された「Evo37」の後継車ですが、全輪駆動となり、より大型のターボチャージャーやそのほかのハードウェアが大幅に改良されました。そして、より短いギア比へ進化した6速マニュアルトランスミッションを介して、2.1リットル直列4気筒ターボエンジンから最高出力600psのパワーを発揮します。

またEvo38の開発チームは、カーボンファイバーとチタンを豊富に使用することで、AWDの追加による重量増加を抑え、約1,100kgで、マツダ「MX-5 RF」やアルピーヌ「A110S」とほぼ同じとなっています。

そしてもう一つの注目が、同社がWebサイトに3番目のモデル「K39」の専用ページを開設したことです。すでにカウントダウンが開始されており、それによると2024年6月22日にワールドプレミアされる予定です。

(APOLLO)