ビットコイン(BTC)価格は3月以来ではじめて5万ドルを下回った。過去12時間でビットコインは10%下落している。

4月17日、6万ドルを前に反落し、1時間でビットコイン価格は20%近く急落した。市場では数日間は5万5000ドル近くで保ち合いとなっていたが、強気派はこの水準を守ることができず、足元では弱気な調整が続いた。

仮想通貨アナリストの中からは、利益確定の動きが広がっているとの指摘も出ていた。現在の動きはそれを裏付けているようだ。

JPモルガンのアナリストも22日、BTCが6万ドルの水準を取り戻すことができなかった場合、弱気な値動きが続くと警告していた。

心理的に重要な5万ドルを下回る動きは、ツイッター上で様々な反応を引き起こしている。メサーリの研究者であるミラ・クリスタント氏は、ビットコインは過去最高値から23%下落しただけだと指摘。2017年に強気相場での調整よりも小幅なものに留まっていると主張する(当時の調整は35%の下落もあった)。

一方、ビットコイン懐疑派のピーター・シフ氏は、ビットコイン支持者のアンソニー・ポンプリアーノ氏をからかうようなコメントをしている。5万ドルを下回ったのは、1000ドルに向かう道じゃないのかとシフ氏はツイートしている。

これに対してポンプリアーノ氏は、「ビットコインは昨年600%上昇した。金は3%の上昇だ」と反論。金支持者のシフ氏に対して、ビットコインの優位性を強調している。

イーサリアムも足元では調整となっている。過去24時間で8%下落となっている。しかしETHのパフォーマンスはここ数日はBTCを上回っており、22日には2600ドルの過去最高値を更新している。

22日の高値更新ではETH/BTCが2018年8月以来の水準となり、1ETHが0.047BTCで取引されていた。

イーサリアムは過去1週間で11%の下落だが、ビットコインは同期間に21%の下落となっている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン