大手デジタル資産会社のCrypto.comは1日、世界の仮想通貨ユーザーに関する最新の調査結果を発表し、世界の仮想通貨ユーザーの数が1月の1億人から6月には2億2100万人と2倍以上になったことを明らかにした。

同社は、2月の1億600万人から5月の2億300万人へと約2倍になるまで、わずか4ヵ月しかかからなかったことから、今年に入ってから急速に普及が進んでいると指摘。Crypto.comが仮想通貨の普及に関する調査を開始してから、世界のユーザー数が6500万人から1億人に達するまでには9カ月かかっているという。

この結果によると、ビットコイン(BTC)とイーサ(ETH)は、所有者の構成比において市場シェアを失っている一方で、他のデジタル資産を保有するユーザーの数は着実に増加している。今年のユーザーの急増は、アルトコインの人気が顕著に高まったことが要因のようだ。

Crypto.comの調査結果によると、イーロン・マスク氏がBTCのマイニングを環境破壊の疑いで批判する中で、ドージコイン(DOGE)やシバトークン(SHIB)などのアルトコインに興味を持つ新規ユーザーが流入したことで拍車がかかった。

Crypto.comのレポートには、バイナンスやコインベース、フォビなど、世界の主要な24の仮想通貨取引所のデータが含まれている。