GMOインターネットグループの〈GMOペパボ株式会社〉が運営する、ネットショップ作成サービス、カラーミーショップ。選べるデザインと、豊富な拡張機能で、自由かつ、思い通りのイメージで独自ショップが制作できるとあり、個人から企業まで、幅広く支持されています。

今年も、カラーミーショップのサービスを活用しているネットショップから、創意工夫を凝らしている店舗を発掘し、表彰するコンテスト〈カラーミーショップ大賞2020〉が開催されました。

2020年10月20日にその授賞式が行われ、全国40000店以上のネットショップの中から、「大賞(1ショップ)」をはじめ、「優秀賞(10ショップ)」「地域賞(20ショップ)」「特別賞(9ショップ)」「にっぽん文化奨励賞」「Amazon Pay賞」と、全部で42の受賞店舗を発表。

例年であれば対面で授賞式が行われていましたが、昨今のコロナ禍の影響もあり、今回はオンラインにて授賞式が行われました。

大賞ほか、各賞受賞ショップはこちらから。https://award.shop-pro.jp/2020

コロカル編集部は2018年から、ネットショップを通じて日本文化を発信する店舗に贈られる「にっぽん文化奨励賞」の選出を担当しています。今年も、最終選考に残った13店舗を対象に厳正なる審査を行いました。その模様をお伝えします。

創意工夫を凝らした商品の数々を前に、審査員も真剣そのもの

「にっぽん文化奨励賞」の審査に参加するのは3回目ということもあり、コロカル編集部のメンバーは撮影も慣れたもの。それでも、次々と並べられる候補商品を目の前にすると、始まる前からソワソワ。今年はどんな商品・ショップとの出合いがあるのでしょうか?

審査にあたって重視したのは、その商品の持つ「ストーリー性」「デザイン(見た目)」「味や機能」。ノミネートされた全国各地のショップとその商品を、手にとったり口にしたりと、時間をかけてすべてを試しました。

商品を試している様子

そのひとつひとつに真剣に対峙することで、ショップのみなさんの商品に対する思いや愛情がひしひしと伝わってくるだけに、まさに甲乙つけがたい! と審査員の編集部メンバーも頭を悩ませることに。

最後の最後まで意見を述べ合いましたが、最終的には全員が納得したかたちで、「にっぽん文化奨励賞」2ショップが決定しました。

「にっぽん文化奨励賞」に選ばれたショップの商品とは?

ササササササササササ中(サトナカ) クールファイブ 〈中谷武司協会〉

サが10と「中」で〈サトナカ〉。

サが10と「中」で〈サトナカ〉。

そんな言葉遊びのようなブランド名で編集部メンバーの興味を惹いたのは、手づくりのお菓子を展開する、三重県伊勢市の〈中谷武司協会〉。「サトナカ」という名前は、中谷武司協会の店舗がある河崎の地名から名づけたそうです。

そんなサトナカの代表作である5種類のクッキー詰め合わせ〈クールファイブ〉を試食しました。

〈クールファイブ〉は「塩・米・酒・昆布」5つのフレーバーがある

5つのフレーバーのうち「塩・米・酒・昆布」は、御神饌(ごしんせん)※をモチーフにしています。「黒糖」は、店舗である中谷武司協会が、もともと黒糖の蔵として使われていたことにちなんでいるのだそう。

素材は、三重県産を中心に厳選した素材を使用。塩は、伊勢市二見町の海水を煮詰めてつくった〈岩戸の塩〉。酒は、多気郡大台町にある〈元坂酒造〉の吟醸酒粕。昆布は、伊勢市の〈酒徳昆布〉の純白とろろこんぶを使用しています。

「サトナカは小さく、素朴な手づくりの菓子です。サトナカがみなさまの手に届いたときに、伊勢の土地や神宮とつながり、日本の食の原点に思いを馳せていただければ幸いです」と中谷武司協会の橋本ゆきさん。

〈クールファイブ〉を試食している様子

ひと口頬張ると、サクッほろっとクッキーがほどけます。ほんのり控えめな甘さが重さを感じさせず、普段甘味をあまり食べないという編集部メンバーも次々と手が伸びていきます。

5種類のフレーバーの食べ比べも楽しいお菓子。昆布のクッキーを食べたメンバーからは「たしかに後味に少し昆布の香りを感じる」と好評でした。

ちなみに、橋本さんのおすすめは、「サクサクとした食感が楽しい『米』」とのこと。お気に入りを見つけるのも一興です。

※神様へのお食事、お供物のこと。

<編集部コメント>「フレーバーごとに紙に包まれたパッケージが、箱に入っているときを含めてすてき。ネーミングやロゴ、パッケージなどつくり手側が楽しんでいる感じがいいですね」(デザイナー・K)「御神饌をテーマにしたというのがおもしろいですね。デザイン・食材共にローカルを意識しているのも良い」(編集・O)

サトナカ ネットショップはこちらから https://satonaka.shop-pro.jp/

サトナカのネットショップのサイト画面

ニットポンチョmino 〈有限会社サイフク〉

ニットポンチョmino

雪国の冬に使われてきた「蓑」から着想し、新潟県五泉市(ごせんし)のニット工場で生まれた、ポンチョブランド〈mino〉。60年近く同市でニットをつくり続ける〈有限会社サイフク〉のオリジナルブランドです。

ニットポンチョminoを試着している様子

「五泉は日本一のニット産地ですが、タオルの今治やメガネの鯖江のように名は知られておらず、もっとその産地について世に出したいという思いがありました。雪国で古くから使われている『蓑』に着想し、これを現代のポンチョとしてニットでつくろうと考え、まずはたくさんの蓑を見に行くことから作業は始まりました。新潟県内の郷土資料館を巡り、図書館で資料を探したりするなかで、新たなアイデアを発見したりしながら、minoの形やラインナップは生まれていきました」と開発までの道のりを語る、サイフクの斉藤佳奈子さん。

ニットポンチョminoを試着している様子

シンプルな形なので、羽織るだけでなく、巻いたり、ひざ掛けにしたりと使い方が自由で、性別や背の高さを問わず使える点が、編集部メンバーからも好評でした。

<編集部コメント>「蓑から着想を得たということ、コンセプトがわかりやすいですね」(編集長・松原)「部屋着などでちょっと羽織るのに良さそうです」(編集・E)

ニットポンチョmino ネットショップはこちらから。https://shop.saifuku-knit.jp/

ニットポンチョmino ネットショップのサイト画面

受賞店舗喜びの声

受賞に際し、中谷武司協会の橋本さんは、「商品のなかでもとりわけ表にあまり出ていない部分をしっかり見つけ出し、評価してくださったことがとてもうれしかったです」とコメント。

サイフクの斎藤さんは、「とてもうれしく、また光栄です。minoは私たちの会社にとって初めてのオリジナルブランドであり、長らく愛着を持って育ててきたので、ひとつの評価をいただきスタッフ共々喜びました」と話しました。

両社の今後の取り組み、商品開発、そしてネットショップでの展開にも注目です。

今回選出した2店舗以外にも、地域を発信する魅力的なグルメやプロダクトが多数集った、2020年の審査会。ぜひみなさんも、地元のショップや気になるショップがあれば、ネットショップを覗いてみてください。

information

カラーミーショップ大賞2020

カラーミーショップWEB:https://shop-pro.jp/

カラーミーショップ大賞2020特設サイト:https://award.shop-pro.jp/2020

※新型コロナウイルス感染症の予防対策を講じたうえで審査を行っています。

writer profile

Yu Ebihara

海老原 悠

えびはら・ゆう●コロカルエディター。埼玉県出身。出張先で食べるおいしいものと酒が好き。