鹿児島や東京・自由が丘に店舗を展開している〈すすむ屋茶店〉を運営する〈株式会社すすむ商店〉から、“日本茶をもっと楽に楽しめる道具”をコンセプトにしたティーウェアブランド〈racu〉がデビューしました。
〈warenai〉サイズ:W(持ち手含む)17.5cm・H9cm、容量:約350ml※満水時、カラー:クリア、価格:4840円(税込)
第一弾のリリースアイテムは、こちらの急須。その名も〈warenai〉です。
スタイリッシュかつ印象的なネーミングのwarenaiは、衝撃に強く耐久性のあるトライタン樹脂を使用しているためうっかり落としてしまっても大丈夫。
トライタン樹脂とは、医療器具の製造会社が開発した合成樹脂で、ほどよく弾力があるため落としても欠けたり割れたりしづらく、耐久性・透明度・安全性が高い注目の素材です。
racuシリーズ。湯呑み〈itsumo〉、キャニスター〈kirei〉は5月末の発売予定。2310円(税込)〜
割れにくいということは、それだけ茶器を扱うストレスが軽減され、より安心してお茶を淹れられるということ。
今よりもっと“楽に、楽しく”お茶の時間を過ごせるアイテムとなっています。
racuには、すすむ商店代表取締役の新原光太郎さんがブランドディレクターとして関わり、日本茶の特性を熟知したプロの目でプロデュースしているため、日本茶を誰もがおいしく淹れられるように設計されています。
デザイナーの柴田文江さん。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業後、大手家電メーカーを経て〈Design Studio S〉を設立。
また、製品デザインは日本を代表するプロダクトデザイナー・柴田文江さんが担当。
茶器に使う素材を生かし、茶葉のおいしさを引き出す機能性を織り込んだ造形美で、急須、湯呑み、キャニスターを手がけました。
「日本茶の美味しい淹れ方を教えていただき、最後の一滴まで淹れ切ることの大切さを知りました。その急須を持って湯を切る動作がしやすく、キッチンの多様な素材やテイストに馴染む佇まいを目指してデザインしました。リラックスしたお茶の時間を、この急須と一緒に楽しんでいただけることを願っています」(柴田さん)
旬の新茶も合わせていかが?すすむ屋茶店は「さえみどり」「あさつゆ」「あさのか」などの品種の他に、深蒸し茶などの加工法が異なる茶葉も豊富。
すすむ屋茶店が本店を構える鹿児島は、日本トップクラスのお茶どころ。温暖な気候のため新芽の出も早く、どの産地よりも新茶をいち早く楽しめます。
「夏も近づく〜」と歌われる八十八夜を過ぎ、5月はまさに新茶のシーズン真っ只中。
多種多様な旬の茶葉から好みのものを探すのもうれしいひと時ですね。
新茶のラインナップはすすむ屋茶店のオンラインストアにてご覧いただけます。
深く鮮やかな水色が美しい。お茶に細かいほこりのようなものが浮かんでいたら、毛茸(もうじ)と呼ばれる上等な新茶の証なのだとか。
100年続く茶卸売業から派生したすすむ屋茶店。茶師と呼ばれる職人が茶葉の形状やサイズ、状態に応じた独自の焙煎を行います。
すすむ屋茶店(鹿児島市上之園町)
シンプルだからこそ、その土地や作り手の個性が味に直結するという日本茶。せっかくなら自宅で気軽に楽しんでみたいですね。
racuのティーウェアや新茶は、鹿児島と東京の実店舗、オンラインストアでお求めいただけます。
ぜひ、摘みたての新茶を“warenai”急須でお試しあれ!
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racu
WEB:racu
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すすむ屋茶店
WEB:すすむ屋茶店
*価格はすべて税込です。
writer profile
Mayo Hayashi
林 真世
はやし・まよ●福岡県出身。木工デザインや保育職、飲食関係などさまざまな職種を経験し、現在はフリーランスのライターとして活動中。東京から福岡へ帰郷し九州の魅力を発信したいとおもしろい人やモノを探しては、気づくとコーヒーブレイクばかりしている好奇心旺盛な1984年生まれ。実家で暮らす祖母との会話がなによりの栄養源。