いよいよ冬も本番。厳しい寒さが続きますね。この冬は雪が多く、いつもとは違った景色が広がっている場所も多いのではないでしょうか。今回は温泉や山、高原、湖など、四季折々の自然が楽しめる各地の名所から、雪や氷がきらめく冬だけの美しさをお届けします。幻想的な美しさをおうちで楽しんでくださいね。

【北海道】冬もすてきな人気スポット「白金青い池」

美しい丘陵の眺めや花畑や地平線と大きな木など、北海道らしい魅力にあふれる美瑛町。近年、大人気となっている「白金青い池」は、季節や流れ込む水によって少しずつ変わる“ビエイブルー”とも呼ばれる青が美しい池です。秋から雪景色が楽しめますが、水面が凍る前は雪化粧した立ち枯れのカラマツと水面の青のコントラストが幻想的。池が凍った上に雪が降り積もって一面真っ白になる時季もあり、どちらの表情も魅力的です。

【秋田県】雪深い秘湯「乳頭温泉郷・鶴の湯温泉」

秘湯として知られる仙北市の「乳頭温泉郷」の8つの宿のひとつで、最も古くからある「鶴の湯温泉」。1638年には当時の藩主が湯治に訪れた記録があるそう。こちらは4種類の泉質の異なる源泉を持ち、鶴の湯温泉だけでも湯めぐりが楽しめます。囲炉裏を囲んでランチをいただける食事処がある別館もあり、日帰りでの入浴もOK。さまざまな形で冬ならではの風情と温泉をゆったりと楽しめます。

【群馬県】360度のパノラマの眺望「武尊山」

群馬県北部のみなかみ町、川場村、片品村の3町村にまたがる8つの峰からなる「武尊山(ほたかやま)」。日本武尊(やまとたけるのみこと)にちなんだ名前で古くから山岳信仰の霊場として知られ、日本百名山や新・花の百名山にも選ばれている名山です。山頂からの360度の眺めも見事。谷川連峰や越後三山、赤城山、日光白根山、皇海山などの名山を一望。天気がよい日は白馬岳や富士山も望めます。

【山梨県】特別な富士山の眺めを楽しめる「精進湖」

世界的にも有名な霊峰・富士山。雪化粧した姿や逆さ富士はまた格別な美しさです。「精進湖」からは、手前の低い山・大室山が子どものように見えることから名がついた「子抱き富士」を楽しめます。また、麓の木々は青木ヶ原樹海で、湖・樹海・子抱き富士が並ぶのはここだけの眺め。パノラマ台にのぼれば本栖湖、西湖、河口湖も見え、天気がよければ駿河湾や日本アルプスまで望めることもあり、ほかでは味わえない絶景にも出会えます。

【石川県】松尾芭蕉も句を詠んだ加賀の名湯の「鶴仙渓」

1300年の長い歴史を持つ石川県中部の「山中温泉郷」。温泉街を流れる大聖寺川の峡谷「鶴仙渓(かくせんけい)」は名所のひとつです。写真の「黒谷橋(くろたにばし)」は、もっとも下流にある重厚なアーチ型の石橋。この橋は昭和10年にかけられたものですが、それ以前から木の橋があり、その先の「那谷道」は小松などに続き、旅人の峠越えに使われました。俳人・松尾芭蕉もこの峡谷の眺めが気に入り、俳句にも登場しています。

【長野県】幻想的な風景が広がる「美ヶ原高原」

長野県東部の3市町村にまたがる「美ヶ原(うつくしがはら)高原」。いくつもの峰が連なり、日本百名山にも選ばれています。爽やかな夏や美術館で知られますが、冬は高原全体が霧氷に覆われ、幻想的な風景に。松本市に位置する最高峰の頂上「王ヶ頭(おうがとう)」では、雪や、ダイヤモンドダスト、樹氷、動物など、大自然にまるごと雪化粧したような世界が広がります。日の出や夕焼け、雲海、星空、周囲の山々の眺望も楽しめます。

【愛媛県】大迫力の滝が彫刻のよう。「白猪の滝」

松山市に隣接する東温市の山間部にある「白猪(しらい)の滝」。正岡子規や夏目漱石なども訪れ、多くの短歌や俳句を残したことでも有名です。滝の落差は96mもあって、遊歩道まで轟音が聞こえるほどですが、冬には一転。滝が凍ってまた違った顔を見せてくれます。年によっては全体が凍結し、雪の中の氷の彫刻のような風景になる年も。松山市からは車で1時間足らず、滝までは遊歩道も整備されてアクセスしやすい名所です。