「cyōdo」は、レストランで料理をそれぞれ学んだ山口萌菜さんと直人さんご夫婦が2人で営むお店。お客さんがどんな気分のときでも寄り添えるメニュー、料理の味や量、ゆっくり落ち着ける雰囲気が、“ちょうど”よかったと楽しんでもらえるように、このお店の名前を付けました。やさしく揺れる緑を眺めながら、ずっと過ごしていたくなる居心地のよさです。

日が刻々と角度を変えて差し込むお店

代々木公園駅から徒歩3分。設計デザイン事務所「Tokyo pm.」が一軒家をリノベートしたオフィス&ショップ「PARKER」の2階に「cyōdo」はあります。1階には輸入雑貨のセレクトショップと神戸発ハンドメイドのアイスクリームショップ「Harlow」が入っています。

階段を上ってお店に入ると、3方向にある窓から隣接する公園や敷地内の緑が眺められ、気持ちいい風が吹き抜けています。午前中から夕方まで日が差し込み、その入り方によって時間の経過が感じられるのだとか。穏やかなひとときをゆるやかに過ごせます。

家具や輸入ランプ、作家さんのオブジェなど、インテリアにも目を奪われます。テーブルにはご友人のフラワースタイリスト「LAND」の川村あこさんが手がけたお花。お客さんに質問されて紹介することもあり、素敵なものとお客さんが繋がる場所になるといいなと思っているそうです。

パリのカフェにいるような気分を楽しめるメニュー

ランチのメニューはフランスのカフェの定番料理が中心。キッシュやパスタグラタン、オープンサンドなどが用意され、キャロットラペや紫キャベツのクミン風味マリネ、ズッキーニのアンチョビソテーなど、季節によって変わる「野菜たっぷりデリ」が付きます。

おすすめは、手作りのパイ生地がサクサクと香ばしい「ベーコンとマッシュルームのキッシュ」。厚切りベーコンがごろごろ入り、バターの風味が広がりながらも、軽い食べ心地。できれば白ワインとともに楽しんでほしいと、塩気がちょっぴり強めです。

デザートで味わいたいのは、昔ながらの固さにこだわった「クラシックプリン」。甘くなりすぎないように甘さをおさえた生クリームをのせ、カラメルもしっかりとビター。卵の味が濃厚なプリンとカラメル、生クリームを一緒に食べると至福のおいしさです。

ヴィンテージのカップでいただくハーブティーは、ロンドンにあるお茶の専門店「My Cup of Tea」が世界中から茶葉や薬草を集めてブレンドしたもの。日本でこの香り豊かなお茶を飲めるお店は少なく、手作業で包んでいる丸型のかわいいティーバッグも購入できます。

フランスのアペリティフの文化も楽しんで

お酒を軽く飲みながらくつろいでほしいので、早めの時間からアラカルトメニューを提供。「トリッパのトマト煮込み」(880円)や「鴨のリエット」(990円)など、ナチュラルワインに合う料理を揃えています。ゆったりと過ごす時間は心を豊かにしてくれそうですね。