JR有楽町の駅前にある交通会館ビルで、約60年前のオープン当時から変わらないスタイルで営業する「喫茶ローヤル」。年月の変化により使い込まれたテーブルや椅子、昭和ならではの重厚な調度品や幾何学模様の壁に囲まれて、ゆっくりとパフェやコーヒーを楽しみんでみませんか。

開店当時から50年以上変わらないレトロな内装

現在は西新宿にある都庁が移転する前、1991年まで都庁は有楽町にあったことをご存じですか?現在の東京国際フォーラムがある場所に旧都庁があったそうで、官公庁にも近く、旧都庁の周辺である有楽町には新聞社が立ち並び、有楽町は東京一のオフィス街としてそれはそれはにぎわっていたのだそうです。そんなお話を聞かせてくれたのは、「喫茶ローヤル」支配人の野山さん。

JR有楽町駅前にある交通会館ビルの地下にある「喫茶ローヤル」は、1965年に建てられたビルが営業を始めた当初から地下のテナントに入る老舗の喫茶店。

開業時から内装をそのままに残す店内は、銅板の細工が美しい壁やどっしりとした大理石の仕切り、ほのかな光を放つステンドグラス、ガラスを囲む木枠の彫りなど、細かな点まで凝った装飾に気品が漂います。

気軽に食べられる喫茶店らしいメニュー

都庁が移転した後は、駅の周辺には新しいショッピングビルが建ち、若いお客さんや家族連れがお店に来るようことが増えたのだとか。

野山さんは「最近では、新しい建物と異なる凝った内装やクラシックな雰囲気に惹かれたと言って、旧都庁を知らない世代のお客さんに来ていただいています」と話します。

朝は8時からオープン。モーニングでいただけるのは正統派のトーストメニューです。朝早くやってくる会社員の常連さんも多いことからリーズナブルですが、厚切りのパンやゆで卵、サラダとしっかり食べられるのが魅力です。

オフィス街のお客さんが食べやすいように、ランチはワンプレートがメイン。ピラフなどのごはんものやスパゲッティなどがメニューに並びます。

特別感を楽しみたいなら、季節のパフェがおすすめ

お昼以降や、休日にはスイーツをお目当てにやってくるお客さんが多いのだとか。

「季節のパフェ」は、昔から変わらないクラシックなたたずまいのパフェ。季節によってメインの果物がかわります。冬は「いちごのパフェ」。背の高い厚みのあるグラス、ジューシーなイチゴに、ぽってりと盛られた生クリームやアイスクリームの甘さが幸せな気分を運んできます。

昭和から変わらない空間で、コーヒー片手に過ごすひととき

古き良き昭和の時代のくつろぎの空間を体感できる「喫茶ローヤル」。地下にありながらも店内は広く、赤いシートの椅子はゆったりと座れるので、初めての“純喫茶体験”にもおすすめです。