部屋に花やグリーンがあるだけで、なにげない風景が一気に華やぎます。おうち時間を少しでも心地よく過ごせるよう、季節を感じるお花やグリーンとその飾り方をご紹介。今回、主役となるのは見た目も涼し気な「つる性植物」。今流行りのハンギングから、遊び心感じる活け方まで、いろんな楽しみ方を清澄白河「バタフライデコ」の店主・YOCOさんにお尋ねしました。

1種生けるだけで爽やかな空間を演出「つる性植物」

「梅雨があっという間に過ぎ、初夏を感じることもなく一気に夏へ突入しました。この時期、つる性の植物が多く市場に並びます。暑いと切り花はすぐにぐったりとしがちですが、つる性植物は丈夫で長持ちしやすい品種もたくさん。長さも自在に調整できるため、横に流したり、下に垂らしたりと、飾り方もアイデア次第で無限に広がります。ボリュームもあるので、1本生けるだけで、爽やかな風が吹いているような空間を演出できますよ」。

【つる性植物のすてきな飾り方①】ハンギンググリーンとして楽しむ

「お店に並んでいる時は、ワイヤーでつるをまとめていることが多いのですが、部屋に飾る時はほどいて下へ垂らすのもおすすめです。天井や壁面に吊り下げられる鉢に入れると、ハンギンググリーンとしてインテリアに変身。省スペースにもなりますし、目線の位置に調整できるので存在感もアップします。それほど重くなければ、S字フックなどで取り付けも簡単です。

観葉植物もきれいですが、マダガスカルジャスミンなど花が咲くつる性植物もありますので、お好みのものを探してみてくださいね」。

【つる性植物のすてきな飾り方②】サンキライを横に流すように生ける

「クリスマスの時期は鮮やかな赤い実が美しいサンキライですが、今の時期は爽やかな緑色の実をつけます。サークル状にまとめてリースとして飾るだけでもおしゃれ、扱いが簡単で比較的長持ちするためとても人気があります。

ボリュームがあるので、1本だけを横に流すように飾っても、その場が洗練された雰囲気に。玄関脇のチェストに、ダイニングテーブルの演出に、観賞用の果物や野菜と色味をリンクさせて並べるとこなれた空間になりますよ」。

【つる性植物のすてきな飾り方③】おうちにあるガラス瓶をリユース

ナチュラルな雰囲気のガラス花瓶ととても相性のいいつる性植物。おうちにあるいろんな形のガラス瓶を使って種類ごとに生けると、統一感が生まれます。麻ひもで瓶の口を結んで垂らすと、簡単で手軽に壁面に飾ることができますよ。思い思いの高さに取り付け、グリーンカーテンのような涼し気な空間を作り出してくださいね。

【つる性植物のすてきな飾り方④】玄関の扉にミニバッグに入れて飾る

「横に下にと、流れるような動きが魅力のつる性植物。無機質な扉のノブにショッピングバッグに入れてさりげなく1本を飾るのも遊び心感じます。ショッピングバッグは小さければ透明である必要はありません。お気に入りの色やデザインのものに小さな花瓶と一緒に生けてあげてください。おうちに訪ねてきた方が思わず笑顔になってくれそうですね」。

飾り方を教えてもらったのは……

清澄白河駅の出口からすぐ、『バタフライデコ』はナチュラルからモードなアレンジまで様々な要望に応えてくれるお花屋さん。オーナーのYOCOさんは大好きなパリの花屋での修業を経て、独立。店内は大ぶりな枝モノ、生命力あふれるネイティブフラワーから野花まで、シックで落ち着いた色の花やグリーンで埋め尽くされ、パリの花屋に迷い込んだよう。男性がオーダーしやすいキュートすぎないテイストや、絶妙なニュアンスカラーで束ねる大人っぽい雰囲気も得意。