古都の風情が漂う塩沢宿にある「OHGIYA CAFE」は、牧之(ぼくし)通り散策の合間に立ち寄りたい人気スポット。地元の老舗酒蔵が営むカフェで、日本酒を仕込む伏流水で淹れるコーヒーや生地に酒米粉を配合したワッフルなど、この土地ならではの味を楽しめます。

昔の宿場町を再現した牧之通り沿いのカフェ

塩沢宿の中心部にある牧之通りに面して建つ「OHGIYA CAFE」。最寄りのJR塩沢駅からは徒歩5分ほどです。塩沢宿は、かつて関東と越後を結ぶ三国街道の宿場町として栄えた歴史ある場所。雪国の伝統建築を再現した建物が軒を連ねる牧之通りを歩いていると、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような気分になります。

通りの名前は郷土の文人、鈴木牧之(すずきぼくし)に由来しています。江戸時代のベストセラー「北越雪譜(ほくえつせっぷ)」の著者で、この本によって、当時の雪国の暮らしや文化が広く知られるようになったのだそうです。

古い蔵を移築した和モダンなリノベカフェ

OHGIYA CAFEは、日本酒「鶴齢(かくれい)」で有名な、創業300余年の老舗の酒蔵・青木酒造が営むカフェです。2棟の古い蔵を移築してリノベーションしたお店は、趣ある牧之通りの雰囲気にマッチする和モダンなテイスト。店内でランチやスイーツを味わえるほか、散策のおともに、コーヒーやワッフルなどをテイクアウトすることもできますよ。

白壁と木目を基調にした店内は天井が高く、明るく開放的な雰囲気。大きな窓からは緑の芝生が見渡せ、時間を忘れてのんびりと過ごせます。大小のテーブル席のほか、奥にはソファ席も。さまざまなジャンルの本が並ぶ本棚から気になる1冊を選んで、読書しながらティータイムを過ごすのもよさそうです。

新潟産の米粉と酒米粉を使ったワッフルが人気

お店の看板メニューでもあるワッフルは、国産小麦に塩沢産コシヒカリの米粉と酒米を精米した時に出る酒米粉、豆乳をブレンドした生地を、バターを使わずに焼き上げたヘルシーな一品。外側はカリッと、中はふんわりとした舌触りが特徴です。

プルドポークやチーズをのせた軽食ワッフル3種類のほか、ソフトクリームや発酵あんこをのせたスウィートワッフル6種類もラインナップ。ランチタイムには、ワッフルにサラダやドリンクが付くメニューがおすすめですよ。

日本酒「鶴齢」の仕込み水を使って淹れるコーヒーや、さっぱりした味わいの「梅スカッシュ」「梅ネード」もOHGIYA CAFEならでは。梅スカッシュや梅ネードには、鶴齢の梅酒を作った後に取り出した梅をすりつぶして使用しています。下にたまった梅のペーストをよくかき混ぜて飲んでくださいね。

店内では、ご当地みやげも販売しています

店内のおみやげコーナーには、カフェで使用しているオーガニック食材のほか、地元の特産品や青木酒造のキャラクターアイテムなどが並んでいて、ちょっと珍しいおみやげが見つかります。

塩沢宿のご当地みやげとして有名な「塩沢薄荷」もここで購入できます。およそ200年前からこの地で作られていたハッカ油で、頭痛や足の疲れに効くと江戸で評判になり、海外にも輸出されていたのだとか。アロマポットにたらして芳香剤にしたり、マッサージオイルにしたりと、いろいろな使い方ができそうです♪

青木酒造の日本酒「雪男」のラベルに描かれたキャラクター・雪男のグッズもバラエティに富んだラインナップがそろっています。怖いようなかわいいような不思議な魅力がある雪男は、鈴木牧之の「北越雪譜」のなかに登場する毛むくじゃらの異獣がモチーフ。塩沢宿の旅の思い出に、自分へのおみやげにするのもいいですね。