下町情緒が感じられる日本橋蛎殻町(かきがらちょう)。「MK Farmers & Grill(エムケイファーマーズアンドグリル)」は、安産や子授けのご利益で有名な水天宮からほど近い、新大橋通り沿いにあります。軽井沢にある「RK GARDEN(アールケイガーデン)」の姉妹店で、軽井沢の契約農家のオーガニックで新鮮な野菜を東京でも味わえるというヴィーガンレストランです。2023年4月にはディナーがリニューアルし、全国各地の選りすぐりの素材を使ったおいしいメニューも登場。日本橋さんぽの後に寄りたい、ゆっくり過ごせるお店です。

安産祈願で有名な水天宮の近くに立つビストロ

今も江戸時代の情緒が残る日本橋。そのなかでも日本橋蛎殻町は隅田川に近い東側にあって、下町色も感じるエリアです。

まちのシンボルは、安産や子授けのご利益で有名な水天宮。すぐ隣の日本橋人形町には、甘酒横丁や、人形焼き・鯛焼きの有名店などもあるので、このあたりはおさんぽにもぴったりです。

「MK Farmers & Grill」は、水天宮の立つ交差点から新大橋通りを隅田川方面に行った、通り沿いにあります。

外観にも店内にも、木のぬくもりが感じられるビストロで、店先には各地から仕入れた選りすぐりの野菜たちが並んでいて、どんな料理がいただけるのか、エントランスを入る前からワクワクします。

充実のラインナップの平日ランチメニュー

「MK Farmers&Grill」は、軽井沢で⼈気のヴィーガンレストラン「RK GARDEN」の姉妹店。軽井沢の契約農家のオーガニックで新鮮な野菜を東京でも味わえるというコンセプトが話題です。

平日のランチメニューは、信州サーモンのレアフリットや、信州プレミアム牛を使ったハンバーグのほか、週替わりのパスタやリゾットなど6種類。
とくに人気なのは、「朝採れ野菜のとろける名物ラザニア」。化学農薬・肥料を使わずに育てられたカラフルで甘みの強い野菜が、自家製ソースがからんだラザニアを引き立てる絶品メニューです。

全国各地の食材を使ったディナーメニューが登場

そして、2023年4月からディナーメニューがリニューアル。2017年のオープン以来、全国各地の生産者さんと出会いを重ねてきたことで、さまざまな土地の食材を取り入れたメニューが登場しました。

なかでもおすすめなのが、「竹島さんのモッツァレラと生ハム」と「峯村牛の薪焼き」です。

竹島さんは、木更津にある農・食・アートが融合した複合施設「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」で水牛を育てている日本で唯一の水牛モッツァレラ職人。竹島さんが作るモッツァレラはくせがなくクリーミーな食感で、しっとりとした生ハムととても相性がよいです。

峯村牛は、ストレスがかからない環境で育てられた信州プレミアム牛。肉特有のパサパサ感がまったくなく、シンプルに塩だけで食べるのが大正解の感動的なおいしさです。

お料理に合うワインも、自然派からオーセンティックなものまで豊富にそろっています。ぜひ一緒に楽しみたいですね。

生産者さんとお客さんをつなぐ料理を提供

店名にある「MK」は、資生堂パーラーに勤めた後、イタリアで修業をしたオーナーの前田和彦さんのイニシャルです。
「イタリア修業中に、親しい友達に会いにいくように気軽に通える理想のビストロに出会いました。そんなお店をいつか日本でオープンしたいという想いを形にしたのが、MK Farmers&Grillです」と前田さん。

“フランクな接客で、手の届くぜいたくを提供し、お客さまをハッピーにする”がモットーの「MK Farmers&Grill」。
素材の味が生かされた自慢の料理をいただくと、生産者さんの想いが身近に感じられて、さらにおいしく、ハッピーな気持ちになります。

下町テイストの日本橋をおさんぽして、ラストは「MK Farmers&Grill」でディナーを楽しむ――今度の週末、そんな過ごし方はいかがですか。