第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞したパク・チャヌク監督最新作『Decision to Leave(英題)』が、邦題を『別れる決心』として2023年2月17日より公開されることが決定。予告映像、メインビジュアルが解禁された。

 『オールド・ボーイ』で第57回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞し、その後も『渇き』、『イノセント・ガーデン』、『お嬢さん』など唯一無二の作品で世界中の観客と批評家を唸らせ続けてきたパク・チャヌク監督。そんな巨匠の6年ぶりの最新作となる本作は、サスペンスとロマンスが溶け合う珠玉のドラマ。

 今年5月のカンヌ国際映画祭コンペティション部門での監督賞受賞以来、世界の批評家・映画サイトから絶賛を浴び、本年度アカデミー賞国際長編映画賞部門の韓国代表に選出。韓国では公開後、発売された脚本集がベストセラー1位を獲得、決め台詞がSNSで流行、BTSのメンバー・RMも複数回鑑賞するほどハマったと自身のSNSで報告するなど、社会現象といえるブームを巻き起こしている。先日開催された韓国の“アカデミー賞”と称される青龍賞では、監督賞をはじめ6冠を獲得した。

 主演は、ポン・ジュノ監督作『殺人の追憶』や『グエムル −漢江の怪物−』で一躍注目を集め、ドラマ、アクション、時代劇など幅広い分野で活躍しているパク・ヘイルと、アン・リー監督作『ラスト、コーション』でヒロインを演じ一躍国際的な女優としての地位を確立、マイケル・マン監督作『ブラックハット』でハリウッドにも進出しているタン・ウェイ。

 男が山頂から転落死した事件を追う刑事ヘジュン(パク・ヘイル)と、被害者の妻ソレ(タン・ウェイ)は捜査中に出会う。取り調べが進む中、お互いの視線は交差し、それぞれの胸に言葉にならない感情が湧き上がってくる。やがて捜査の糸口が見つかり、事件は解決したかに思えた。しかし、それは相手への想いと疑惑が渦巻く“愛の迷路”のはじまりだった…。

 パク・チャヌク監督が、盟友でありNetflixドラマ『シスターズ』などを手掛けた脚本家のチョン・ソギョンと共にストーリーを紡ぎ出した本作は、二転三転する先の読めない展開、相手の本心を知りたいヘジュンとソレのスリリングな駆け引きで観客を魅了。世界のメディアからは、「『パラサイト 半地下の家族』の次はこれ!」(Variety)、「今年最もロマンティックな映画」(IndieWire)、「ミステリーとロマンスが優雅に溶け合っている」(Collider)といった絶賛が寄せられている。

 予告映像は、山での転落死事件をきっかけに、“生真面目な刑事”ヘジュンが“美しき容疑者”ソレと出会い、疑いを抱きつつ惹かれ合っていく様が描かれている。重なる手。絡み合う視線。サスペンスとロマンスが一体となった映像が続き、最後は「私たちのこと秘密ですよ」とささやくソレのセリフと、「どこからどこまで?」というヘジュンのセリフで幕を閉じる。果たして、2人を待ち受ける“美しくも残酷な結末”とは。

 メインビジュアルは、手錠でつながれたヘジュンとソレを捉えたもの。控えめに触れ合う指先、交わらない視線。「疑惑がふたりを惹き寄せ、愛がふたりを引き裂いた」というキャッチコピーが添えられ、2人の行く末に興味がふくらむビジュアルとなっている。

 映画『別れる決心』は、2023年2月17日より全国公開。