山下幸輝が主演を務める映画『マンガ家、堀マモル』(8月30日公開)より、ティザービジュアル、山下のコメントが到着した。

 絵の世界でも活躍するシンガーソングライター・SETAの原作をシナリオ化した『マンガ家、堀マモル』は、株式会社and pictures、株式会社Skeleton Crew Studio、渋谷のレーベル合同会社により始動する漫画と映画を横断する新たなプロジェクト“CineComi”プロジェクトの第1弾。描けなくなってしまった新人漫画家・堀マモルの前に、3人の幽霊が現れたことから巻き起こる小さな奇跡の連続が、マモルの過去と現在、そして未来を繋いでいく物語だ。昨年、2024年2月より漫画連載開始、同年8月に山下幸輝の主演で長編映画公開となることが発表されていた。

 映画版の監督は、レジェンド声優・内海賢二のドキュメンタリー映画『その声のあなたへ』や横浜流星主演の短編映画『MIMI』の榊原有佑、本作が初監督となる武桜子、若手映画作家育成プロジェクト『光はどこにある』、オムニバス映画プロジェクトMothers『だめだし』、短編映画『紡ぐ』の野田麗未の3人が務める。主題歌はSETAの「さよなら僕ら」、エンディングテーマは槇原敬之の「うるさくて愛おしいこの世界に」。

 新人賞を獲って以来、描きたいものがなくなり、休載中の漫画家・堀マモル。苦悩するマモルの部屋に突如、幽霊の海・樹・愛の3人が現れ、「漫画を描かせてあげる」と言う。小学生の海は母にさみしいと言い出せなかった想いを。中学生の樹は周りにうまくなじめず孤独を感じていた自分を救ってくれた教師への想いを。高校生の愛は一緒に夢をかなえようと誓った友への想いを語り、彼らの話をマモルは3篇の漫画に描き上げていく。

 そしてマモルはいつしか、大切なひと・春との別れや果たせなかった約束…心の奥底にしまっていた過去と向き合い始める。3人の幽霊はなぜマモルの前に現れたのか?自分をごまかしながら生きてきたマモルがたどり着いた真実とは―。

 この度解禁されたビジュアルは、山下幸輝演じる、描けなくなってしまった漫画家・堀マモルの姿を捉えた、実写とイラストが融合されたデザイン。

 山下は、今回のオファーを受けた当時を振り返り「お芝居を始めた頃から僕の事を見てくれているプロデューサーの方が、いつか幸輝くんでやりたいと、それもまた主演でと仰ってくれていて、本作のお話を頂き、素直に嬉しかったです。僕も一緒に作品を作っていける事にワクワクし、実際にマンガもスタートするというプロジェクトもおもしろいと思いました」と喜びのコメント。

 心の奥底に何かを抱えながら生きるマモルというキャラクターについて「台本を読んで、僕自身の事が描かれているように感じ、自分の今までの人生を俯瞰で見られている気がしてゾッとしました(笑)。ですのですごくマモルの事が理解できました」とまさにハマり役の様子。

 そして最後に「この作品は、ファンタジーでありながら登場人物の心の内が細かく丁寧に描かれていており、観ていただいた方には堀マモルを応援したくなっていただけると思っています。チャーミングでどこか抜けていて、それが全部全力で愛される作品になると確信していますので、公開を楽しみにしていただけると嬉しいです」とアピールしている。

 また今回、『マンガ家、堀マモル』の漫画版が電子書籍ストア「dブック」にて5月17日より配信開始されることも決定。毎週金曜に最新話が更新され、1〜3話まで無料で読むことができる。※3話の配信は、5月24日より開始予定。

 映画『マンガ家、堀マモル』は、8月30日より公開。