テレビアニメ『刀剣乱舞 廻 ‐虚伝 燃ゆる本能寺‐』の前日譚を描く、完全新作オリジナルストーリーのアニメ『刀剣乱舞 廻 -々伝 近し侍らうものら-』が、8月16日より3週間限定で劇場上映されることが決定。ティザービジュアル、特報が解禁されたほか、脚本・末満健一のオフィシャルコメントが公開された。

 アニメ『刀剣乱舞』は、名だたる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム『刀剣乱舞ONLINE』が原案。2015年1月のサービス開始以降、アニメ・ミュージカル・コンシューマーゲーム・舞台・映画・歌舞伎など数多くのメディアミックスを成功させ、全国に刀剣ブームを巻き起こす一因になった。

 4月からTOKYO MX、BS11で全8話にて放送され、好評を博したテレビアニメ『刀剣乱舞 廻 ‐虚伝 燃ゆる本能寺‐』。前日譚となる本作では、これまでの舞台の脚本・演出を長年手掛け、『刀剣乱舞 廻 -虚伝 燃ゆる本能寺-』のシリーズ構成・脚本を手掛けた末満が脚本を担当、キャストは原案ゲーム『刀剣乱舞ONLINE』と同じ声優陣が出演。今まで描かれてこなかった刀剣男士たちの新たな物語が明らかになる。

 自身が率いる部隊を全滅させかけてしまった山姥切国広(CV:前野智昭)は、自らの申し出により近侍を辞すことに。主である審神者より新たな近侍へと任命されたへし切長谷部(CV:新垣樽助)。ただへし切長谷部はそのことに納得できずにいる。これは受け継がれ、繰り返される、近侍の物語―。

 ティザービジュアは、山姥切国広とへし切長谷部の2振りの姿を捉えたもの。特報は、自身が率いる部隊を全滅させかけてしまったことに苦悩する山姥切国広や、審神者により新たな近侍へと任命され「近侍は山姥切国広が務めていたはず。それを差し置いて、私が近侍など」と語るへし切長谷部など、2振りの姿がスタイリッシュに描かれている。

 シリーズ構成・脚本の末満健一は、「『々伝 -近し侍らうものら-』ではへし切長谷部の近侍時代を描きます。これは舞台で描きたかった部分もあるのですが、様々な事情で実現ができなかったので、それを今回の『々伝 -近し侍らうものら-』の題材として選びました。物語は、初代近侍だった山姥切国広からへし切長谷部へ、へし切長谷部から三日月宗近へ、三日月宗近から山姥切国広へという、いかにして近侍という役目が移り変わっていったのかの事情が描かれます」と説明。

 そして「舞台版では台詞でしか説明されなかったことなので、今回それを『々伝 -近し侍らうものら-』という形でみなさんにお届けできることで、刀ステ本丸や廻本丸の奥行きを感じていただければ幸いです」と作品に込めた想いを語っている。

 アニメ『刀剣乱舞 廻 -々伝 近し侍らうものら-』が、8月16日より3週間限定で劇場上映。