おじいちゃん、おばあちゃんの時代から今に続く歴史あるお菓子。現代生まれなのになぜか懐かしいパッケージのスイーツ。各都道府県のアイコンとなるような愛されお菓子が一堂に!


#08 茨城県

◆亀印製菓「梅ようかん」


梅ようかん 540円(1本)。

ほのかな梅の香が上品な昔ながらの技を引き継ぐ銘菓

 嘉永5(1852)年に水戸に創業した和菓子の老舗、亀印製菓。梅の名所としても知られる水戸の偕楽園を訪れる観光客の土産としても人気が高いのがこちらの梅ようかんだ。


 1887年に、亀印製菓の二代目がこの羊羹の前身「ネリ梅」を発売したことがこの羊羹の始まりと伝えられている。

 1906年には梅ようかんと改名し、以来昔ながらの製法を守りながら100年以上も作り続けられているロングセラー商品だ。

丁寧に練り上げた美しいピンク色


 淡いピンク色がなんとも美しい羊羹は、砂糖、白生餡、水飴、梅肉、寒天などを、時間をかけ丁寧に練り上げることでなめらかな口当たりを生み出している。

 口に含むとほんのりと香る梅がアクセントになっており、食べ飽きることのない上品さも併せ持つ。

 細身の箱に描かれた可憐な梅の花と、「切り文字」と言われる独特の書体が醸し出すパッケージも秀逸で、繊細さと愛らしさを見事に表現した菓子箱デザインの傑作といえそう。

亀印製菓

所在地 茨城県水戸市見川町2139-5
電話番号 0800-08-01431
https://www.kamejirushi.co.jp/
※通販可

文=Five Star Corporation
写真=釜谷洋史