オートミールバーは缶に入れて保存。右はオートミール焼き菓子(風)。

 こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。

 いよいよ暑くなってきて、薄着シーズンの到来ですね。ボディラインを気にし始めた方も多いのではないでしょうか?

 ボディメイクをしたい時に私がオススメしたいのが、オートミールで作るスナック。小腹が空いた時に手を伸ばせるものがあれば、無理なくボディメイクができます。

 今回は、最近よく作っている簡単なオートミールの焼き菓子をご紹介します。


●オートミールのメリットは?

 まず、ボディメイクについての私の考え方なのですが、基本的に我慢はしません。

 我慢するのではなくて、材料を変えたり、食べ方を工夫したりすることで楽しく行いたいと思っています。

 よって、お菓子も我慢しないのですが、材料や作り方については普段から意識しています。お菓子はヘルシーなものを選べば、栄養摂取を助けて、むしろキレイ作りをアシストしてくれるものだと思っているのです。

 そんな私が愛用している食材の一つが、オートミール。

 食物繊維や女性に不足しがちな鉄分やカルシウムが豊富だし、他の穀物に比べると糖質が少なく、なおかつ、保存しやすく、扱いやすいので、これほどのブームになる前からずっと常備しています。

 よく作るのは、オートミールバー。


オートミールをマシュマロでまとめたオートミールバー。ナッツやチョコはお好みで。

 マシュマロを加熱して溶かした中にオートミールを混ぜ込んで、冷凍庫で冷やすだけでできるので簡単です。

 オートミールバーの作り方については、以前ハイカカオを紹介した時に書いているので、よかったらチェックしてみてください。ちなみにマシュマロも、たんぱく質が豊富なゼラチンが主な原材料なので、コラーゲンを取りたい美容女子にはオススメの食材です。

 今回は、パンやケーキのように「少しふわっとしたもの」が食べたい時に作るオートミールの焼き菓子(風)をご紹介します。

 オートミールをパンケーキの材料として使うレシピもありますが、その場合には、「焼く行為」が大変です。1枚1枚ゆっくり焼くと、もちろん美味しくできるのでしょうが、私にはなかなかできません。

 そこで、簡単に作るために私はホットケーキミックスをほんの少量使って電子レンジで加熱します。ホットケーキミックスには砂糖や小麦粉が入っているので、使うのは、あくまで少量。「固める」用に使います。イメージとしては、広島風お好み焼きみたいな感じで、「ガワ」を作るのに利用するのです。

 メインとして入れるのは、オートミールをはじめとする毎日食べたいヘルシー食材で、私はきなこやナッツやチーズ、ハイカカオチョコやバナナなど体に良いものを入れています。

 しかもケーキ型なども使わず、適当な大きさの耐熱容器やココット皿に直接材料を入れていき、そのまま電子レンジで加熱して作る簡易版。

 この方法を頭に入れておけば、急にお菓子が食べたくなった時に、コンビニに走る回数を減らすこともできそうです。

 では、材料からご紹介していきましょう。

●ヘルシー・オートミール焼き菓子(風)

※電子レンジで加熱するので、耐熱容器を先に準備する。


材料はこちら。バナナは熟したものを使う。

 基本の材料は、オートミール(適量)、ホットケーキミックス(少量)、きなこ(適量)、バナナかチーズ(適量)、そして水(適量)です。

 砂糖は入れず、甘くしたい場合はバナナを、しょっぱくしたい場合はチーズを使います。

 あとは好みで、ゆであずきやハイカカオチョコ、無塩ナッツ、ブルーベリー、クコの実などを入れます。

 量は、容器によるので、手持ちのものに合わせて調整してください。イメージとしては、正にお好み焼きで、好みの緩さで作って加熱する感じです。

<基本の材料>
・オートミール(適量)
・ホットケーキミックス(オートミールの10分の1程度)
・きなこ(ホットケーキミックスと同量程度)
・バナナかチーズ(両方でもOK)
・水(適量)

<以下の具材は、好みで>


個人的にオススメの具材。

・無塩ナッツ(種類は好みで)
・ハイカカオチョコ
・クコの実やブルーベリー
・ゆであずき
・ごま

 では、作り方です。

(1)耐熱容器に、ホットケーキミックスを入れる。


耐熱容器に、ホットケーキミックスを入れる。

(2)1に水を入れて、箸などでかき混ぜながら緩い生地にする。なお、緩さは広島風お好み焼き(もしくはクレープ)の生地程度。


1に水を入れて、箸などでかき混ぜながら緩い生地にする。なお、緩さは広島風お好み焼き(もしくはクレープ)の生地程度。

(3)2に、きなことオートミールを入れる。


2に、きなことオートミールを入れる。

 オートミールは少しずつ加えながら、普通のお好み焼きの生地程度の固さになったところでストップする。なお、この段階で水分が少なくなりすぎてしまったら、水を少しずつ足して調整する。ちなみに、写真は足しました。

(4)この状態では味がほぼないので、ゾーン毎に好みの具材を加える。具体的には、つぶしたバナナ、チーズ、ナッツ、チョコなどを適宜配置する。バナナはつぶしながら生地全体に行きわたらせる。


写真は、見本の具材を全て入れたので多いです。具材はもっと少なめがベター。バナナは生地全体に行きわたらせます。

(5)ケーキのように綺麗に取りだしたい場合は、別の容器にココナッツオイルを塗り4を流し入れる。ココナッツオイルがなければ、バターやオリーブオイルでもOK。

(6)材料を入れ終えたら、フタをせずそのままの状態で、電子レンジに入れて加熱する。

 加熱時間は、写真の量だと500Wで5分程度だが、様子を見ながら、1分程度からスタートし、30秒ずつ追加していくとよい。

 ある程度火が通ったと思ったら、竹串などを刺し、生地がついてこなければOK。竹串に生地がつくようなら、つかなくなるまで加熱する。


生地に竹串を刺し、生地がつかないならOK。

(7)粗熱がとれたら、ケーキ風に切って完成。


粗熱がとれたら、ケーキ風に切って完成。

 まずは、オートミールの「粒」感を生かした作り方をご紹介しましたが、オートミールを先に水でふやかしておくと「粒」感が減り、より一般的な焼き菓子風になります。


オートミールをふやかすと小麦粉で作った焼き菓子の感じに近づきます。

 そちらの方法でも、2パターン作ってみました。


具材はごまとチーズです。

こちらは自分で炊いたあずきとチョコ。ゆであずきを入れると大判焼き風になります。

 手軽に作りたい場合はココット型を使い、具材を1〜2種類にすると簡単です。

 なお、バナナは完熟のものを使うと、クリームみたいでより甘くなります。

 いずれにしても、気軽にまずは一回作ってみると、「量と固まる時間の目安」や、「好みの固さ」や、「味」がわかると思うので、「自分レシピ」として覚えるのがオススメです。

 オートミールだけでシンプルに作る場合には、食べるときにハチミツなどをかけてもいいし、その焼き菓子自体をヨーグルトや手作りパフェの材料にするのも楽しいです。

 罪悪感がかなり少ないので、たくさん食べられるのもオススメの理由です。ぜひ作ってみてください。


にらさわあきこ

文筆家、美容研究家。NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容について取材・執筆を続ける中、2019年から美容活動を強化。簡単&ラクに綺麗になるための情報をブログやインスタ、雑誌ウェブなどで発信中。著書に『未婚当然時代』(ポプラ新書)。『婚活難民』(光文社)『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など。
インスタ:@akiko_nirasawa_beauty、ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク〜に綺麗になろう!』

文・写真=にらさわあきこ