「知将・上田利治8」故郷離れ進学(前編)

「知将・上田利治8」故郷離れ進学(前編)

 【気骨で生きる〜知将・上田利治8】(前編)

 ふと思うことがある。なぜ、高校入学で上田利治と山崎清文は違う道に分かれたのだろう。

 立ち入って推理してみると、上田はその頃から将来の道をかなり固めている。そんな気がする。

 上田も野球で名門の徳商への進学を求めれば、その力量から、なんの支障もなく入れた。が、上田の夢は「野球」とは別の世界にもある。

 「法律」を勉強したい。その先に弁護士という夢がある。叔父がその仕事で働いている。叔父を見ていると、いよいよその世界に憧れの感情が膨れ上がった。

 徳島海南高での3年間は充実していた。甲子園は遠くにあったが、球音と太陽が似合い、いい青春を知って終わった。

 甲子園への夢は、上田らの10年後に後輩が実現させる。

 上田の家から「おーいっ」と声をかけると「はい!」と返事が返ってくる5軒隣りに住む後輩が、その夢を叶えた。

 昭和39(1964)年4月6日。第36回選抜高校野球大会で徳島海南高は全国優勝を果たす。初出場での日本一。その優勝のエースが「はい!」と返事する後輩で、先輩はいつも「まーちゃん」と呼んでいた。

 後に日本のプロゴルフ界の第一人者となる尾崎将司である。


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