「知将・上田利治16」人生数珠つなぎ(前編)

「知将・上田利治16」人生数珠つなぎ(前編)

 【気骨で生きる〜知将・上田利治16】(前編)

 「人生は一番勝負なり。さし直すべからず」(菊池寛)

 これは阪急第11代監督に就いた頃に聞いた上田利治の座右の銘である。

 「度胸 思い切り、勝負を恐れないこと、行動に出る前の準備」

 事に向かうにあたって、すべてに言い表せている。振り返ると、なるほど上田の強烈な実行力は菊池寛が人生の師匠の一人だった。そう思う。

 そして、上田の阪急入りを考えると、人生はまるで数珠つなぎ。人はいかに多くの人物と関わって生きているか。それがよくわかる。

 コーチを物色し始めた頃、西本幸雄がリストアップしたメモに上田の名前はない。

 西本の第一候補は全くの別人。山内一弘しか眼中にない。西本が大毎オリオンズの監督時代だった頃の4番バッターが山内で、その彼が広島カープを最後に現役を引退したから、西本は獲得に動いた。

 すると山内は「うわあ、もう遅いですよ」と西本に詫びた。

 川上哲治に声をかけられ、内諾しているという。

 「なんだ。巨人と(話が)出来ているのか」

 西本の失望がある。


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