「幸せ!ボンビーガール」(日本テレビ)が9月いっぱいで終了することが、デイリー新潮の取材でわかった。これまで番組の迷走ぶりを伝えてきたが、リニューアルも効果がなかったようだ。もともと元TOKIOの山口達也(49)が長らくMCを務め、ジャニーズと縁のある枠、日テレとしては後継番組にもジャニーズのタレントに出演してもらいたかったようだが……。

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 今年に入って『ボンビーガール』が迷走していたことは、デイリー新潮「『ボンビーガール』が今さら恋愛バラエティに……、猶予期間は3カ月の掟で大ピンチ!」(3月16日配信)でも報じてきた。

“お金がなくても幸せに暮らそう”をコンセプトに、貧乏でも夢を追いかける女性を応援する番組だったのに、男性のボンビーボーイを紹介したり、“幸せ!ボンビーLOVE”なる恋愛企画をスタートするなど、全く主旨の違う企画が放送されていた。日テレ関係者は言う。

「視聴率が下がっていたためのリニューアル企画でしたが、かえって数字を下げることになりました。上層部もこれ以上は無理と、9月いっぱいでの終了を決定したそうです」

 10年前にスタートした人気番組が幕を下ろすことに……。ただ日テレは、なんとか延命できないか模索していたようなのだ。

深夜放送は半年で終了

「実はこの枠、山口のみならず、ジャニーズ事務所にとっても縁浅からぬ枠なんです。ですから、日テレとしてはジャニーズとの良好な関係を保つためにも、ジャニーズで番組を継続、あるいは新番組を作れないかと交渉していたのです」

 もともと「ボンビーガール」は11年4月、山口をMCに水曜の深夜番組としてスタートしたが、同年9月14日、開始からわずか半年で終了した。もっとも、人気がなかったわけではないという。

「“お金がなくても幸せに暮らそう”という番組コンセプトは、受け入れられていたと思います。事実、番組が終了した2週間後の9月28日(22:00〜)に『ボンビーガール』の特番が放送されたのですが、視聴率は14.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)も取りましたから。なぜ番組が終了したかというと、山口の無免許運転も影響したようです」

ジャニーズとの縁

 11年8月29日、山口は運転免許証が失効しているのに気づかず車を運転し、交通違反の取り締まりを受けていたことが発覚する。当時、山口は日テレ系では「ボンビーガール」はじめ「THE!鉄腕!DASH!!」、「ZIP!」といったレギュラーを持っていた。

「無免許と言っても、失効に気づかず運転していたということでしたからね。会見でも深々と頭を下げる山口に対し、レポーターから“もういいですから”と言われたほどで、それほど問題視されなかった。日テレの番組の中では、一番切りやすかったのが深夜の『ボンビーガール』だったのでしょう」

 特番でも数字を取った「ボンビーガール」は、13年4月より現在の火曜22時枠でレギュラー復活を果たした。

「もともとこの枠は、25年にわたって『火曜サスペンス劇場』(21:00〜22:54)が放送されていたのですが、07年からは1時間の連ドラ“火曜ドラマ”枠(22:00〜22:54)となり、赤西仁や横山裕、田口淳之介らが出演した『有閑倶楽部』や、亀梨和也主演の『神の雫』と言ったジャニーズタレントが多く出演したドラマを放送していました。“火曜ドラマ”が終了して09年に始まったのが、山口MCの『魔女たちの22時』でした。番組は2年で終了しましたが、この枠に山口が『ボンビーガール』で帰ってきたわけです」

 番組は好調だったが、18年4月、山口は女子高生への強制わいせつで書類送検される。翌5月にはTOKIOを脱退、ジャニーズ事務所は契約を解除した。

「それ以降、数字を落としていきました。『ボンビーガール』は特番で今田耕司さんをMCに迎えることはありましたが、基本的には進行だった水卜麻美アナがMCを引き継ぐ形となり、いつでも後任のMCを迎えられるようにしていたんです。ジャニーズ事務所から新MCを迎える動きもありましたが、昨年には山口がバイクの飲酒運転で現行犯逮捕されて立ち消えました」

 他のジャニーズ番組の昇格という話もあったという。

「例えば、二宮和也の『ニノさん』(日曜10:25〜11:25)も候補でしたが、彼は昨年末の嵐の活動休止以来、目立った芸能活動をしていませんからね。それに、火曜22時の枠は今となっては、ジャニーズにとって曰く付きとも言われる枠になってしまいました」

 山口の件はもちろんだが、「有閑倶楽部」に出演していた赤西はジャニーズ事務所を退所、田口は退所後に大麻取締法違反の疑いで交際相手の小嶺麗奈と共に逮捕された(懲役6月・執行猶予2年の判決)。

「現在、あの枠は裏番組が強いんです。TBSにはヒット作を続ける“火曜ドラマ”があり、コロナ禍のニュース需要でテレ朝の『報道ステーション』も高視聴率を続けています。ジャニーズも、後発でこの枠に参入しても高い視聴率を取ることは難しいし、番組が長続きしないと考えたのでしょう。賢明な判断だと思います」

デイリー新潮取材班

2021年6月22日 掲載