デーブ・スペクターのTwitterが人気だ。約190万人ものフォロワーを持つが、7月25日の「サンデージャポン」(TBS)では、彼のつぶやきを取り上げたことから、スタジオでは激論に発展した。

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 25日の“サンジャポ”では、福田麻貴(32:3時のヒロイン)や鈴木紗理奈(44)が、コロナ禍の中、五輪開会式が無事行われたことを絶賛すると、MCの田中裕二がデーブに振った。

田中:そして、デーブさん、Twitterで《7年間、準備してこれ?》と呟いたそうですけど。

太田光:厳しいねえ。

デーブ:現場で頑張った人たちはさておいて、165億円と言われている予算に値するコンテンツと本当に思ってるんですか? って聞きたいんですよ。客いない分はもちろん盛り上がりに欠けます。例えばタップダンスは素晴らしかったよ、普通なら拍手があった。地球儀だってひねりが足りないもん、オチが。あれもうやってるもん、いろんな所で、倍ぐらいの数でやってるわけですから。もう非常に手抜きですよ。日本国内や海外が求めるような日本の魅力的な面白いコンテンツ、ゴジラ、ロボット、マスコット、何もないんですよ。忍者も侍もない。歌舞伎だって、普通スーパー歌舞伎みたいなハデな演出できるのに、何あれ! すぐ終わっちゃって。花火だってヤクルト(神宮)球場の方が長いもん。それで、キティちゃんとか何にもない!

長嶋監督は良かった

――そこに鈴木が、「本来競技を見るものなのに開会式がしょぼいとか言うのはお門違い」と噛みついた。

デーブ:もちろん同感です。スポーツはスポーツだけでいい。ただあれは、IOCが膨大なお金取ってるし、開会式も入ってるわけですから、放送の値段の中に。だから高くなってきたわけですけどね。普通、お祭りでの和太鼓やりますけど、100個でやればいいじゃないですか! すごい迫力なんだから。

――今度はリモートで杉村太蔵が割り込んで、「良かったことはないの?」と軌道修正を試みる。

デーブ:長嶋監督です。あれで良かったけど、大坂なおみは、悪いけど、ちょっと安直すぎる。つまり、今テニスの頂点にいますよ、間違いなく。だけど、普通は最終ランナーはレジェンドでも、もうやってない人に敬愛の気持ちでやるわけですので。長嶋監督が上まで登れない場合には……。

杉村:デーブさん! デーブさん! あのね、盛り上がってきてるからね、終わった後に聞くよ、ボクが。

デーブ:あなたの税金でやっているんだから!

10年ぶりの話題

 ここまでマジな物言いをするデーブは滅多に見られない。民放プロデューサーは言う。

「元々、デーブさんは東京五輪に批判的なツイートをかなりしていましたからね。五輪のゴタゴタぶりや、コロナ禍の政府の対応などを皮肉っていました。世間は五輪開催に批判的な人が多い。おかげで注目度が増し、ワイドショースタッフの人気も高くなっているんです。『バイキング MORE』(フジテレビ)や『ミヤネ屋』(日本テレビ系/読売テレビ)がデーブ人気を当てにして時々起用していますが、今後はさらにオファーが増えるかもしれません」

“サンジャポ”では長年、レギュラーを務めているデーブだが、普段の彼は笑いを取るほうに熱心だ。

「彼のスベりキャラはネタにされていたほどでしたからね。Twitterでも、それが人気なんです。テレビではカットされる発言や、“つまらない”“スベった”と言われることも、Twitterでは言いたいことをストレートに、誰にも邪魔されずにお披露目できます。190万人のフォロワーは、デーブさん流の“ネタ”にハマっている人たちだと思います」

 デーブのつぶやきの面白さは、芸能ネタや政治ネタを皮肉たっぷりに斬る点だという。

「それをお題にファロワーたちの“大喜利”が始まるところが話題になっているんです」

 例えばこんな感じである。

デーブ《大谷翔平の住まい→好投区》に対して、

《大谷翔平の住まい別宅→勝つしか区》
《墨田区→おスミ付きの活躍。ダ!》
《大打区》
《大谷翔平の飛距離→皆遠区》

 実はデーブのTwitterが注目されるのは10年ぶりとか。

「2011年の東日本大震災の時、多くの外国人が自国へ避難する中、Twitterには《ボクは埼玉出身のうわさがあるくらいだから》と呟きつつ、日本に留まりました。そして、デーブさん流の“寒いギャグ”が、余震が続く中でTwitterユーザーを和ませると賞賛されました」

 デーブはかつて、自身のTwitterについてこう語っている。

《僕のツイッターにはギャグとテレビへの意見がほとんどです。でも、いくつかルールを作っています。/まず、思いつきで投稿しない。僕はレコーダーやメモ帳を持ち歩き、書きたいことは必ずメモします。毎日投稿するギャグもか、って? もちろんです。ツイッターは一度投稿した内容を編集できないし、炎上を防止するためです。「大阪でタバコを買った→毎度セブン」っていうこれ、これも冷却期間をおきました》(「朝日新聞」18年8月27日付)

「今回の五輪についてのつぶやきは、ひねりもなく、冷却期間が短かったのかもしれません。独特の皮肉はいつもならSNS上でも高評価ですが、今回は珍しく賛否が分かれています。デーブさんがあまりに日本に思いを寄せ過ぎたためか、それとも開会前までは文句を言いつつも、始まってしまえば夢中になる日本人を皮肉ったものなのか……」

 東京五輪が始まるひと月以上前の6月15日、デーブは次のように呟いていた。

《東京五輪が始まるまでにタレントやコメンテーターがコメント予習
イ)なんだかんだ言ってオリンピックっていいな!
ロ)割り切ってスポーツとして見ましょう!
ハ)やっぱり開催してよかった!》

デイリー新潮取材班

2021年7月31日 掲載