酒、麻雀、コロナ

 月9の「ナイト・ドクター」(フジテレビ系列・月・21:00)は主演が波瑠(30)で、相手役を田中圭(37)が務めている。

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 更に田中は9月30日、映画「総理の夫」[河合勇人監督(52):東映・日活]の公開を迎える。中谷美紀(45)との“W主演”と大きく宣伝されている。

 田中は2016年から放送されたテレビドラマ「おっさんずラブ」シリーズで一気に人気者になった。

 今も月9に出演、主演映画も公開というのだから、人気が衰えていないことが分かる。だが、今後も順風満帆かと言えば、そうでもないようだ。

「最近、田中さんは、不祥事を連発しています。俳優生命を左右するような、悪質なスキャンダルではないかもしれません。そのため、今のところは仕事も続いているのでしょう。ただ、視聴者の受け止めは徐々に変わっている気がします」(芸能担当記者)

 田中の“問題行動”を報じた記事を、古い順にご紹介しよう。見出しやタイトルに、簡単な説明を加えた。

▽「石原さとみ、二日酔いで現場入りの田中圭に放った痛烈一言」(NEWSポストセブン:20年7月30日)

 元は女性セブンの20年8月13日号に掲載された記事。フジテレビ系列のドラマ「アンサング・シンデレラ」(同年7〜9月)は石原さとみ(34)が主演。共演の田中は撮影中、前日の酒が残っていることが常態化。4月に酷い二日酔いで現れると、石原が「集中してくださいよ」と叱責した。

相次ぐ“不祥事”

▽「俳優の田中圭さん 都内で泥酔しタクシー乗車 料金支払できず通報で警察に一時保護」(NHKニュース:20年9月4日)

 8月3日の早朝、タクシーに乗って東京・世田谷の自宅に向かっていたが、酒に酔って料金の支払いが不能になった。結果、警察署で数時間を過ごした。

▽「俳優の田中圭さんがコロナ感染 放送中のドラマに出演」(共同通信:21年7月20日)

 他にテレビ各局が一斉に報じたほか、新聞社も確認できただけで、スポーツ報知、日刊スポーツ、東京新聞など多くの社が報じた。

▽「コロナ感染 田中圭 20人超で深夜誕生日パーティー〈写真入手〉」(文春オンライン:21年7月28日)

 週刊文春の21年8月5日号に「田中圭 コロナ感染の裏で“おっさんずラブ”パーティー写真 20人が深夜に」が掲載されることを伝えた速報記事。田中の誕生日を祝うためのサプライズパーティーで、眞島秀和(44)が幹事を務めた。29日に所属事務所が謝罪した。

苦労人なのに横柄?

 民放キー局でドラマ制作に携わるスタッフは、「パーティー報道の余波は収まらず、ちょっと洒落にならない雰囲気になってきました」と明かす。

「田中さんの知らない“サプライズパーティー”でしたから、責任はほとんどないかもしれません。ただ、コロナ禍にもかかわらず、集団で飲酒したのは事実です。おまけに、これが最初の不祥事ならいざ知らず、飲酒上のトラブルは何度も報じられてきました。最近、キー局のディレクターやプロデューサーには局の上層部から『こんな酒癖が悪く、ギャンブル好きな男を起用して大丈夫なのか?』という電話が入っているそうです」

 田中は2000年代にデビューを果たし、地道に脇役をこなしながらブレイクを果たした。苦労人と言っていいが、辛酸をなめたことが“肥やし”にはなっていないという。

「綾野剛さん(39)は田中さんより年上ですが、事務所では後輩という間柄です。そしてブレイクは、綾野さんが早かった。それに『嫉妬していた』と田中さん本人が明かしています。苦労人ですが、それがスタッフの評価には結びついていない。むしろ酒癖は悪いし、撮影中の態度も決して良くない。他の出演者が既に待機しているのに『タバコ吸ってから行きます』と待たせることはよくあるし、ギャラの不満ばかり口にしていたこともあります。『石原さとみさんに怒られたのに、全く懲りてないじゃないか』と怒っているスタッフもいます」(同・関係者)

林遣都の“助け船”

 田中にとって幸運だったのは、文春オンラインが速報記事を配信した7月29日に、林遣都(30)と大島優子(32)の結婚という大きなニュースが報じられたことだ。

「林さんは『おっさんずラブ』で田中さんと共演しましたから、奇妙な縁だとも言えます。あのおめでたニュースがなければ、もっと田中さんに批判が集中したと思います」(前出の記者)

 だが、前出の関係者は「炎上を免れたからと言っても、今後、仕事が減る可能性はあります」と厳しい見方を示す

「田中さんのように麻雀や女性も嫌いじゃないという豪傑タイプは、平時でさえスキャンダルが起きないかとやきもきするものです。その上、テレビも映画もCMも、今の業界はコロナ禍の対応に必死です。そんな時に不祥事を起こされたら、たまったもんじゃありませんからね。もう少し生活態度を改めないと、リスクを背負ってまで起用したいというプロデューサーやディレクターは出てこないでしょう」

デイリー新潮取材班

2021年9月26日 掲載