幼い子どもを連れて離婚した場合、新しい恋人をお披露目するのはいつがベストなのか。正解はない難しい問題だが、有名人は「早ければ早いほどいい」ということなのかもしれない。

 たとえば、フジモンことFUJIWARA・藤本敏史さんと離婚した木下優樹菜さん。そして、あびる優さんと離婚した才賀紀左衛門さん。二人とも新しい恋人が発覚し、インスタ等でもラブラブな様子がうかがえる。両名ともに幼い娘たちもなついており、円満だと発言している。そうはいっても子どもは多感な時期ということもあり、まだ早いのではという声も根強い。賛否両論が巻き起こっている状態だ。

 家庭にはそれぞれの事情があり、首をつっこんであれやこれや言うのは余計なお世話である。しかし、この賛否両論が巻き起こっている状況こそ、彼らにとっては好都合ではないだろうか。才賀さんは人気格闘家ながら、いまだに「あびる優の元夫」という枕詞がつくのもしばしばだ。木下さんは芸能界とは一線を引いたものの、「最強の一般人」を名乗りながらアパレルブランドのモデルとして活動している身である。ファンの数がビジネスに直結する商売をしている以上、高い注目度を維持することのメリットは大きい。

 木下さんと才賀さんの共通点は、離婚時のゴタゴタでイメージダウンしたことである。木下さんはタピオカ騒動で裁判沙汰にもなり、不倫疑惑も報じられた。同様に才賀さんも浮気報道があり、元妻・あびる優さんとともにインスタで謝罪した経緯がある。離婚時にはあびるさんの夜遊びや酒癖の悪さに対する怒りを暴露。親権は才賀さんが持ったものの、どっちもどっちの泥仕合という印象を持つ人は少なくないはずだ。

 恋人と娘と台所に立つ3ショットをインスタに掲載した才賀さん。自身のアカウントではツーショットを投稿していないものの、恋人のJリーガー・三幸秀稔選手のインスタに後ろ姿で登場した木下さん。ちなみに彼の投稿には「いいね!」をつけており、ラブラブっぷりがうかがえる。

 離婚でついた悪印象は、平和な恋愛模様で上塗りする。木下さんや才賀さんの新恋人とのラブラブインスタには、「離婚時の自分とは違います」というアピールがあるのではないだろうか。子どもに配慮が無いのでは、という批判はあるが、むしろ子どもを思うからこそ自分の悪印象を変えたい。そう感じての行動のように見える。特に木下さんは親子でファッションショーのステージに登場したこともあり、娘さんが芸能界に興味を示しているならば、自分の知名度を保ち続けた方が将来的に有利だろうと思うことだろう。

ゴタゴタ離婚後のSNS戦略は長期戦 お手本になるのは紗栄子?

 ゴタゴタ離婚後のSNSが話題になった第一人者といえば、紗栄子さんではないだろうか。2012年のダルビッシュ有選手との離婚は億単位の慰謝料が動いたと報じられ、「銭ゲバ」とありがたくないあだ名までつけられていた。当時の二人の知名度の差や、大人気だったダルビッシュ選手とのできちゃった婚という経緯を苦々しく感じていた人も多かったからだろう。そんな逆風の中、紗栄子さんが次に話題になったのは、ZOZO社長・前澤友作氏とのツーショットの投稿だった。

 2人の息子さんがいる中、前澤氏とツーショットでほほ笑む姿は好感よりも反感を買った。また大金持ちを狙ったと、「銭ゲバ」評にも拍車がかかった。ただそれでめげるような紗栄子さんではない。インスタで交際宣言後、彼のプライベートジェットでの旅行の様子など次々とアップ。タレント業よりアパレルのプロデュースなどの実業に重きを置いていた彼女にとって、悪名は無名に勝るという判断もあったはずだ。その思考は前澤氏にも通じるし、両者にとってメリットのある関係だったように思われる。

 その後前澤氏とも別れた紗栄子さんだが、徐々にタレントイメージを回復している。女手ひとつで息子2人を育てている生活力や、長くボランティア活動を続けている姿勢に好感を持つ人が増えたようだ。本人も離婚時の慰謝料額は噂にすぎないと語っており、男性のお金で生きてきた女性というイメージには苦しんだという。離婚から約10年たってようやく、彼女の頑張りが認められるようになったというところだろう。

 人の噂も七十五日と言うが、こと芸能人となると数年単位でイメージ回復には時間がかかる。

 そもそも木下さんや才賀さんは、お行儀の良さというよりはヤンチャさを売りにしている人たちだ。といっても、注目されるうちが花。紗栄子さんをお手本に、炎上覚悟で注目を引っ張ることのできるタフさと、陰で徳を積み続ける行動力がある人が最後に笑うのだろう。「最強」にこだわる木下さんや才賀さんだが、親心だけでなく長期戦の覚悟が問われそうだ。

冨士海ネコ

2021年9月18日 掲載