「しょこたん」こと中川翔子(36)が再ブレイクと報じられている。確かに、現在放送中のドラマ「婚姻届に判を捺しただけですが」(TBS)に女優として出演し、バラエティ番組でも見かける機会が増えている。もっとも、テレビ業界関係者は、これまでも決して不人気だったたわけではないとも。それだけに今回は、気の毒な一面もあるというのだ。

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 中川の活躍はドラマや舞台、バラエティばかりではない。

 12月1日にはNHKをはじめとするニュース番組に登場した。中川は警察庁が主催する犯罪被害者支援に関するイベントに参加し、自身もインターネット上での誹謗中傷やストーカー被害を受けたことをトークセッションで語り、その様子が報じられたのだ。芸能記者は言う。

「可愛いし、お茶の間で人気者の中川ですが、どういうわけかアンチも少なくありません。今年7月、彼女は自身のYouTubeチャンネルでエゴサーチをしていますが、“嘘つき”という書き込みが多いことを嘆いていた、いや怒っていましたね」

《中川翔子さん、ポケモンやドラクエでご活躍されてますが、明らかな嘘をやたらめったらつくので、どういう風に見たらいいのかわからない》

――との書き込みを読み上げた彼女は、

中川:あなた、何を仰ってるの? 誰のことを言ってるんですか? すごい根強いアンチに、「すごい嘘」とか言われるわけですよ、私。「お前が嘘だからな」ってアンチに言いたいこといっぱいあるんです。

――その一例として、香港で開催した麻雀のファンクラブイベントを挙げた。ファンが用意した小ネタで、意図的に役満で上がれるように仕込んだ牌を「ツモった!」と写真つきでツイートしたところ、その写真が嘘だと炎上したという。そして、こう言うのだ。

誹謗中傷は赤の他人ばかり

中川:聞けよ! 香港でイベントしてたんだよ! それを一生言われるからホント腹が立ってる。いちいちそれをツイートで説明すると長くなるし、返信すると気にしてるみたいになるから、一生懸命お仕事してもカバーしきれない。ずーっと真実と違うことで傷をえぐられたまま生きてるから、ホントたまに嫌になる。(中略)なんかなー、よく嫌われちゃうな、私。

「気の毒になってきますよね。彼女が好きなアニメを挙げただけで、エセだとかニワカだとか攻撃する人もいますからね。2011年に公開された『劇場版ポケットモンスター』の舞台挨拶に立ったとき、小学生の時に見たポケモン映画に感動したという話をしたのですが、彼女が小学生時代にポケモン映画はなかったと嘘つき呼ばわりされていました」

 あまりに些細な話だ。

「今でもよく書き込まれているのが“猫の写真”です。3年前、彼女の飼い猫としてアップした写真が、他人の猫だったんです。本当の飼い主からの返信によって判明したのですが、これもまた嘘つきと攻撃されています」

 他人の写真を使ったのはちょっとマズかったか。

「ただ、写真を使用された人は、苦情を言ったりしていないのです。文句を言っているのは、彼女から被害を受けたわけでもない赤の他人ばかりです」

当初はアーティスト

 彼女を起用するテレビマンたちはどう評価しているのだろう。民放プロデューサーに聞いた。

「真面目で何でも一生懸命やる頭のいい子という感じですね。タレントとして自分のやるべきことを理解して、番組を盛り上げようとするサービス精神旺盛なタレント、勘もいいのでスタッフの評価は高いです」

 商店街に設置された透明カラオケボックスで、全身全霊をかけてアニメソングを歌う彼女の姿には感心するほどだ。

「ですから、コロナで一時的に露出の機会は減ったかもしれませんが、番組出演が戻ってきたので再ブレイクと言われるのでしょう。YouTubeチャンネルで公開した水着写真がバズったことも、注目された一因かもしれません」

 ネット上で誹謗中傷があることについては。

「気の毒としか言いようがありません。彼女にとってはいい迷惑、営業妨害と言っていいでしょう。アンチが増えたのは“しょこたん”キャラを見せるようになってからだと思います」

 彼女が注目されるようになったきっかけは、05年に「王様のブランチ」(TBS)のレギュラーになったことだった。

「そして07年、3枚目のシングル『空色デイズ』がヒットし、その年の『NHK紅白歌合戦』に初出場。アーティストとしてブレイクしました。その後、ポケモン好きアイドルとして認知され、ポケモン映画に出演。女優として映画やドラマでの活躍も目立ち始めました」

 そしてバラエティで等身大の自分をさらけ出した。

嘘くさい逆手に

「11年からは『ウチくる!?』(フジテレビ)のレギュラーにもなり、絵が上手で楳図かずおを崇拝し、オカルト好き、アニメ好きといったオタク系キャラを武器に、バラエティタレントとしても活躍を始めました」

 今ではよく知られる彼女のキャラだが――。

「彼女もバラエティに出演する以上、計算尽くで対応するようになります。芸人が話を盛ったり、大袈裟に振る舞ったり、リアクションするのは当たり前ですが、彼らは許せてもしょこたんの芸人化を許せないアンチがいるようです。また、芸人にも“運動音痴”や“おバカ”といったキャラで笑わせようとするとき、嘘っぽく見えてしまう人がいますが、しょこたんにもその傾向があるかもしれません。本気でやっているのに嘘っぽく見えてしまう、損なキャラの人はいますからね。松田聖子のぶりっ子キャラに賛否があったようなものです」

 彼女はどうすればいいのだろう。

「アンチがネットで騒ぎ立てると、番組での振る舞いも嘘くさく見えてしまう危険はあります。まさに営業妨害ですが、むしろ“嘘くさい”しょこたんキャラを確立させる手もあります。“嘘くさい”という声を笑いに昇華することができれば、彼女の勝ちですよ」

デイリー新潮編集部