年末恒例のNHK「紅白歌合戦」の出場者が波紋を呼んでいる。SNS上では“#紅白見ない”がトレンド入りするなど、不満の声が広がっているのだ。

「とくにヤリ玉に挙がっているのは、篠原涼子(49)と工藤静香(52)の二人です」

 とはスポーツ紙デスク。

「篠原の出場は実に28年ぶりです。歌うのは90年代に小室哲哉(64)のプロデュースで大ヒットを記録した『恋(いと)しさと せつなさと 心強さと』のセルフカバーで、9月に配信されたばかり。来年発売予定の格闘ゲーム『ストリートファイター6』のイメージソングとの触れ込みですが、オリコンランキングでも圏外と、話題になるほどの売り上げはありません」

業界ドンへの“忖度”との声も

 篠原については、所属事務所の代表が音楽事業者協会の会長を務めていることへの“忖度”との声もある。

「一方の工藤は、今年でソロデビュー35周年という節目を迎えています。今年はそれを記念したセルフカバーアルバムの発売やライブツアーがありましたが、こちらも鳴かず飛ばずといったところです」

 二人にはむしろ、出場を訝(いぶか)る声の方が大きい。

「篠原は1年前に市村正親(73)と離婚した際、韓国のアイドルグループ所属の歌手との不倫疑惑が報じられたほか、Netflixが配信した濡れ場満載のドラマ『金魚妻』に主演している。NHK的には、あまりイメージは良くないはずですが」

 それは工藤も同じで、

「SMAPの解散騒動の際、夫の木村拓哉(50)を“陰で操った張本人”とSMAPファンの不興を買いました。そのイメージはいまもくすぶっていますよ」

ジャニーズと韓国系グループで全体の4分の1

 それでも二人に白羽の矢が立ったのは、音楽プロデューサーとして一世を風靡しながら、2008年に5億円の詐欺容疑で逮捕された小室の表舞台への復帰に加え、工藤の長女でモデル兼フルート奏者というCocomi(21)との母子共演による話題性に期待したからという見方が専らだ。

「ジャニーズ事務所のグループが6組で韓国系のグループが5組。これだけで、現時点で明らかになっている全42組の出場者の4分の1を占めます。複数の韓国系グループの出場は『東方神起』ら3組が出場した11年が過去最多でしたが、今回はそれを大きくしのぐ異常な多さ。対照的に日本の女性アイドルグループは『乃木坂46』と『日向坂46』が出場しますが、3年連続出場が期待された『櫻坂46』は落選しています」

 初出場は10組だが「名前を聞いても分からない」と戸惑う中高年の視聴者も少なくないという。2部制が導入された1989年以降、昨年の第2部の平均視聴率は34.3%(関東地区)と過去最低を記録。汚名返上か、それとも同じ轍か――。

「週刊新潮」2022年12月1日号 掲載