フォロワー130万人超え

 御代替わりから早や5年。未曾有の災厄となったコロナ禍を経て、令和の皇室は本来のお姿を取り戻しつつある。長らくの懸案だった「情報発信」も望外の成果を上げているところだが、その裏では秋篠宮家の次女・佳子さま(29)の“ご活動”が進行中だといい……。【前後編の前編】

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 4月からスタートした宮内庁のインスタグラムは、すでにフォロワー数が130万人を超えた。宮内庁担当記者が言う。

「昨年発足した広報室が運営しており、ご即位から5年となる5月1日にアップされた両陛下のお写真には40万件以上、また愛子さまとご一緒に御料牧場を散策されている画像にも25万件の『いいね!』がつきました。3月に大学を卒業された愛子さまが日本赤十字社へ就職され、また園遊会にも初めて出席なさるなど明るい話題が相次いで報じられたことも、若い世代が皇室に親近感を抱くきっかけになったと思われます」

「“人気投票”になりかねない」

 当のインスタは〈天皇皇后両陛下のご活動等発信していきます〉と謳っており、今後は他の皇族方についても発信がなされていくとみられるが、そこには少なからず懸念もあるという。

「3月から、宮内庁ホームページのトップ画面に秋篠宮家の最近のご活動が掲載されるようになりました。発信が増え、先々はインスタグラムにも登場されることになるのでしょうが、ともすれば“人気投票”になりかねません」(同)

 というのも、

「宮内庁のインスタはコメント欄が閉じられていますが、画像ごとの『いいね!』の数は表示されます。今後、秋篠宮ご一家に関する投稿があった場合、天皇家と比べてどちらに多く『いいね!』がつけられたか一目瞭然となる。眞子さんの結婚騒動から逆風がやまないご一家との“差”が数値化されるという状況は、決して好ましくありません」(同)

「佳子さまを前面に出すことは難しい」

 現に、愛子さまのご就職が報じられた際には、

「佳子さまが3年前に『全日本ろうあ連盟』の非常勤嘱託職員となられたものの、テレワークが中心でこれまでほとんど出勤されていないといった“実態”があらためて報じられ、これを受けてSNS上にはネガティブな意見が寄せられてしまいました」(同)

 佳子さまは今月25日から8日間の日程で、国交樹立125周年を迎えたギリシャを訪問されるのだが、

「本来であればご訪問の様子もインスタに載せるのが望ましいのでしょうが、そもそも秋篠宮さまご自身がSNS活用には消極的でいらっしゃるため、いきなり佳子さまを前面に出すことは難しい。ご一家のイメージアップを図ろうにも、ご夫妻の承諾なしに役所の一存でアップするわけにはいかず、現場は苦慮しているといいます」(同)

 後編では、佳子さまの“お相手”として近頃名前が挙がる「名門家族」の子息について紹介する。

「週刊新潮」2024年5月16日号 掲載