本日午後3時から日本外国特派員協会で統一教会(世界平和統一家庭連合)の会見が開かれる。教団に詳しい関係者によると「韓国の本部から反論せよとの指示があった。“宗教弾圧”として国連へ訴える動きもある」とのこと。この一カ月の報道に対して本格的な反論を行うようだ。「教団への批判報道を強めている情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系/読売テレビ制作)を意識して会見時間を設定したのでは」との憶測も流れている。

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満席で出席できない

 出席者は田中富広会長と法務局長の2人。「デイリー新潮」は会見情報が流れた9日午後3時すぎ、主催者の日本外国特派員協会に電話したが「あっという間に満席になったので参加できない」と言われた。現場は会場に入れないメディア関係者が溢れて混乱することも予想される。

「韓国の本部で実権を握る尹煐鎬(ユン・ヨンホ)世界本部長が、日本における教団への報道に対し『宗教弾圧だ』と怒りを強めているとのこと。国連へ訴えるよう指示したとの話もあります」(教団に詳しい関係者)

 9日には山上徹也容疑者(41)の母親が「会見して皆さんに謝りたい」と話していることも親族によって明らかにされた。母親は事件後も教団への信仰を続けているとされ、「会長の会見とリンクした動きなのではないか。会見場に母親が現れるのではないか」(同)といったウワサも飛び交っている。

圧力にひるんだ「モーニングショー」

 教団の反撃がいよいよ始まったようにも見えるが、この間も水面下で教団はテレビ局に対して“圧力”をかけ続けてきたという。

「7月中旬ころ、教団は民放各局に一方的な報道を慎むよう文書で抗議をしています」

 こう明かすのは某民放関係者である。

「7月末には、『当法人の著作物である映像等を無断使用することは絶対にしないで下さい』との警告も行われました。各社は政治家と教団の癒着を教団関係メディアである『PeaceTV』などの映像を精査しながら報道してきたのですが、『著作権法違反』『今後は法的手段を講ずる』と警告されたことで、使用しづらくなってしまった。当初、ジャーナリストで前参議院議員の有田芳生氏などをスタジオに呼んで統一教会と自民党の癒着を報道し続けてきたテレ朝の『羽鳥慎一モーニングショー』は、7月下旬以降、あからさまに教団報道を控えるようになっています」

生中継に備える「ミヤネ屋」

 一方で、ひるまず報道を続けているのが『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)『ゴゴスマ』(TBS系)である。両番組で、教団批判の急先鋒となっている紀藤正樹弁護士の奪い合いまで起きているというのだ。まさに今日の会見は両番組の放送時間のど真ん中。

「教団はミヤネ屋を相当敵視しており、あえてこの時間帯を選んできたのではないかとも言われています」(前出・民放関係者)

 対するミヤネ屋も生中継の準備を進めているというが、

「宗教団体の見解を生放送でそのまま垂れ流すことにならないよう気を配りながらの放送になると思います。スタジオに反教団のパネリストを配置するなどの担保も当然ですが、不測の事態に備えて数秒ディレイして中継することになると思います」(ミヤネ屋関係者)

 襲撃事件から一カ月経って迎える大きな山場。教団幹部がどんな言葉を発するのかに注目したい。

デイリー新潮編集部