自民党総裁選で、高市早苗前総務相(60)が健闘中だ。安倍晋三前首相の全面支援を受け、河野太郎氏、岸田文雄氏を猛追。岸田氏を射程圏内に捉えたとも言われている。高市氏といえば、学生時代、ヘヴィメタルバンドを組み、バイクを乗り回していたエピソードが有名だが、総務大臣時代を知る関係者が、まだ知られざる“素顔”を明かす。

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スリッパは”キティちゃん”

「政治思想はタカ派で知られていますが、素顔はチャーミングですよ。女子だなぁとつくづく思ったことがあります。大臣室のスリッパはキティちゃんでしたからね」

 こう語るのは、高市氏が総務大臣時代に仕えていた総務省関係者だ。ファッションやメイクにはよく気を配っていたといい、

「発売前に入手する週刊誌に自分の記事が載っていると、真っ先にチェックするのが写真でした。中身で悪口が書かれていようとも、気にしているのは写真うつりなのです」

 かつての番記者は、2015年に第3次安倍が内閣改造した時の“ドレス騒動”を明かす。

「高市さんは、前年の2次安倍改造内閣で女性初の総務大臣に就任したのですが、改造内閣で続投すると聞かされていなかった。だから、急遽、首相官邸からお呼びがかかったものの、就任式に着るドレスを用意していなかったのです。結局、フォーマルではない上着を着て臨むことに。『なんで総理は事前に教えてくれなかったの』とご立腹でしたね」

大臣室では空気清浄機が常時稼働

 元夫の山本拓議員はさておき、イケメン好きでも有名だったという。

「当時、付いていた精悍なSPのことを『イケメンよねぇ』と、いたく気に入っていましたね。彼が昇進したかなにかで外れた時は、『今度の人はイケメンじゃなくてガッカリ』とこぼしていた」(前出・総務省関係者)

 まさしく女子といったエピソードである。だが、相反する“オヤジ臭い”一面もあるのが高市氏。実は彼女は愛煙家だというのだ。「記者懇談会の時も、銘柄は忘れましたが、紙巻きのタバコを美味しそうに吸っていましたね」(前出・番記者)。前出の総務省関係者は、大臣室に一歩踏み入れた時の“異様な空気”を思い返す。

「お香の匂いがたちこめているんです。タバコの匂い消しのため焚いているんですが、匂いがなんともきつくて。さらに、常時、2〜3台の空気清浄機が常時、ゴォーって激しい音を立てて稼働していた」

“阪神コーナー”

 もう一つの知られざるオヤジっぽさが、大の野球好き。地元が奈良で大学は神戸大学ということもあり、阪神タイガースへの熱い思いを持つ“虎キチ”だというのだ。

「大臣室にも阪神コーナーが設けられ、タイガースのユニフォームやマスコット人形が置かれていました。酒が入ると、阪神愛を語り出します」(前出の番記者)

 女子っぽさとオヤジっぽさ。相反する顔を併せ持つ高市氏だが、総じて周囲の評判は良かったという。

「人間味があっていいんですよね。お高く止まるところもないし、官僚たちからも嫌われてはいませんでした。当時は櫻井翔くんのパパである桜井俊氏が次官でしたが、上手くやっていましたよ」(同前)

 ダークホースとして注目が集まる高市氏。果たして、日本初の女性総理に上り詰める展開はあるのか。

デイリー新潮取材班

2021年9月21日 掲載