ポエムの次は「抹茶」である。

 河野太郎氏(58)の支持を表明している小泉進次郎環境相(40)は16日午前、河野氏を支援する会合を開き、抹茶を振る舞った。曰く「戦の前に戦国武将は抹茶を飲んでいた」ということなのだが……。

「実は進次郎さんは河野選対の役員には石破さんともども加わっていないのです」

 と政治部デスク。

「パフォーマンス優先の二人が入ることを嫌がる議員もいますからね。そこで、進次郎さんは必勝会なる河野さんを支援する組織を立ち上げ、勝手連的に活動を行っています。先の“抹茶会合”もその一つです」

 同日午後には、ホテルオークラで必勝会が「決起集会」を開催した。出席した議員によれば、

「開催直前、進次郎さん自ら方々に電話やメールで“来てほしい”と連絡していました。それでも参加していない河野選対の議員が多かったので、“必勝会と選対が連携できていない”という声もあった。今後はオンライン集会を開いて、進次郎さんと石破さんに出席してもらうなどの活動が予定されています」

派閥あって党なし

 思い付きの行動で周囲を困惑させる進次郎氏が舌鋒鋭く批判するのが、「派閥」だ。例えば、党内最大派閥である細田派(清和会)が岸田氏と高市氏を支持したことについて会見で、

〈これは河野太郎が絶対だめだということ。そのこと一点をもってしても誰が自民党、日本を変えられる新しいリーダーか明らかだ〉

 と、かつて父・純一郎元総理も所属した派閥を酷評。これに怒り心頭なのが、細田派を出身派閥とする安倍前総理だった。この会見後、安倍氏は周囲に、

「党を分断することを言って……。そもそも純一郎さんが総裁になれたのは、清和会が結束して応援したからでしょ。そのおかげで純一郎さんは当選できたんだ」

 と不快感を示して、こきおろしたのだ。

 先のデスクが言う。

「2001年に総裁選に出馬した純一郎さんは“脱派閥”を唱え、清和会を離脱して戦いに臨みました。しかし、清和会は純一郎さんを支援し、安倍さんは若手議員のリーダー格として、小泉総裁誕生に貢献しました。その恩を忘れたのか、ということでしょう」

 派閥あって党なし――。純一郎氏はかつてそう言われた自民党をぶっ壊そうとしたが、息子もそれに倣(なら)ったのか。

 だが、河野陣営関係者は、

「陣営には選対を取りまとめる“トップ”がいません。結局、小泉さんも選対に入らず、責任を回避して自分が目立ちたいだけに見えてしまいます」

「週刊新潮」2021年9月30日号 掲載