もし‟せごどん”が生きていたら、思わず「チェストォー!」と叫んでしまったかもしれない。今年7月に行われる参院選に、西郷隆盛の子孫が出馬するとの一報がもたらされたのだが――。

西郷隆盛の教えを……

 2018年にはNHK大河ドラマ「西郷どん」が放映されるなど、いまだに絶大な人気を誇る明治維新の立役者・西郷隆盛。その子孫にあたるのが、西郷隆太郎氏(39)だ。

 関係者が言う。

「西郷隆盛は生涯で3度結婚していますが、3度目の結婚相手、糸子との間に長男・寅太郎を儲けます。その三男、吉之助が、隆太郎氏の祖父にあたる。つまり隆太郎氏は、西郷隆盛の玄孫というわけです」

 幕末志士の血を受け継ぐ、そんな‟サラブレッド”の隆太郎氏、これまで何をしてきたのかといえば、

「IT企業に勤務する傍ら、西郷隆盛の教えを後世に伝える活動を行っています。その一環として今年1月23日の西郷隆盛の誕生日には、鹿児島市の生誕地で誕生祭を開き、300人ほどが集まりました」

 プライベートでは、2017年に当時都議会議員を務めていた森谷あゆ美氏と結婚。そんな彼が、今夏行われる参院選に出馬するのでは、と囁かれるようになったのは、昨年8月のことだった。

出馬したい

 政治部記者の話。

「隆太郎氏は元市議会議員の男性らと共に、さる自民党重鎮の事務所を訪ねてきたそうです。そして、その帯同した男性が、‟彼が自民党の全国比例から出馬したら、いくらもらえるのか”、などという質問をしてきたとか」

 その質問には幹部も呆れてしまい、

「‟子孫だからという理由だけで出馬するというのは違うんじゃないか”と苦言を呈したそうです。それで諦めたのか、しばらく何の動きもなかったのですが……」

 今年の1月になって、再び同じ自民党幹部の下を訪ねてきたという。

「今度は奥さんと一緒にやってきて、やはり出馬したいという旨の話をしてきたそうです。ただ、自民党からの公認は望むべくもなく、他の政党なのか、無所属かはわからないままだったそう」(同)

 翌月には都内で、鹿児島県出身の関係者を呼んでパーティーを主催。

「そこで隆太郎氏は、出馬の可能性を示唆したそうです。それで話が広がり、西郷隆盛の玄孫がついに立ち上がるのかと、永田町で話題になったのです」

本人に直撃するも……

 そして今年5月半ば、ついに記者会見が開かれるという情報が、マスコミを駆け巡った。

「ところが、指定された日時になっても会見は行われなかったんです。どうも、出馬する政党との調整がうまくいかなかったようで、結局、今も出るか出ないのか、はっきりしないままなんです」

 隆太郎氏は果たして出馬するのか。隆太郎氏ご本人に電話で訊ねた。

――出馬表明の記者会見をキャンセルしたのはなぜか

「記者会見をするという話は出ていないですね。(記者会見をするという)噂が出回っているというだけで」

――自民党の幹部に会ったり、パーティーを開いたりと、出馬に向けての動きをしていると聞いているが

「もう話すことはできないのです」

――結局、出馬するのか、しないのか

「出馬をするもしないも、わかりません、ごめんなさい」

デイリー新潮編集部