巨人の連敗が止まらない。4年ぶりの10連敗。勝争いから転落どころか、振り向けば4位の広島の足音が聞こえるところまで来てしまった。そんな中、心配されているのがる原辰徳監督(63)の様子だ。番記者たちは「情緒不安定になっているようで、言っていることの意味がわからない」と頭を抱えているのだ。

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「えっへっへっ」

「居直って笑い出したと思ったら、急に神妙に謝り出したり、態度がコロコロ変わっていくんです。しまいには訳のわからないことを言い出したり……。ちょっと怖いです」

 こう明かすのは、とある番記者である。

 7連敗中で迎えた13日の阪神戦。2−2で引き分けた後、27年ぶりの8試合連続2点以下を更新したことを指摘され、原監督はおちゃらけてこう言った。

「まぁ〜、でしょうね。ボク、初めてだもん」

 その後、「えっへっへっ」と笑い出したのだ。

「いよいよ追い詰められて、おかしくなっちゃったのかと騒然としました。各紙、オブラートに包んで笑ったくだりなどは省いて書いていますが、実際のところ、かなり異様な様子でした。今までこんな様子を見せたことがなかったのに……」(同前)

あの監督が謝った!

 翌14日は一転、神妙な様子を見せた。0−3で阪神に負け、8連敗となると、

「本当にジャイアンツファンに申し訳ない。まだまだできるチームだと思います。なんとかしなきゃいけませんね」

 原監督は「基本的に謝らない人」(前出・番記者)とのことで、謝罪すること自体が非常にレアだという。だがこの後、最大15あった貯金がゼロになったことについて聞かれると、ワケのわからないことを口走った。

「まぁ、そうですか。そういうことはねぇ……、どうぞどうぞ。僕らは、そういうのはね。どうそどうぞ」

 番記者が振り返る。

「凍りつきましたよね。“どうぞどうぞ”の連発ですから。ただ、僕らからしても気安く口をきけるような人ではないので、発言の意味を聞き返したりできないんです。これまでも終始不機嫌で『その辺は評論家にでも聞きなさい』などと逃げたりはあったんですが、ここのところ不可解な発言が連発しているので、記事にする時、各社、苦労しているのです」

石井コーチにブチ切れ

 人事にも悪影響を与えているという見方も。5日、原監督が突然、これまで1軍野手総合コーチを務めていた石井琢朗コーチを3軍コーチに追いやった件である。

「あの一件は、阿部慎之助2軍監督が1軍作戦コーチになり、二岡智宏3軍監督が2軍監督代行になった大きな配置転換の一環としてごまかされていますが、実は相当、原監督は石井さんにブチキレていたんです。原因は不明ですが、直前に大きな衝突があったらしい。いまや監督に口出しできる人は誰もいないので、フロントの了解も取らずに人事を断行してしまった。原監督が来季も続投ならば、石井さんが巨人から出ていく可能性が高い」(同前)

 もはや誰も止めることができない「全権監督」。早く泥沼から脱しないと周囲も持たなそうだ。

デイリー新潮取材班

2021年10月17日 掲載