落語家の立川志らくが24日、TBS系「ひるおび!」に出演。岸田文雄首相が唐突に打ち出した新たな物価対策について「リーダーの暴走」「総裁選ミエミエ」とバッサリと斬り捨てた。

 番組では、岸田首相が21日の記者会見で、今年5月使用分で補助を終了していた電気・ガス料金を、「酷暑乗り切り支援」として8月から10月まで補助をする突如、表明したことについて取り上げた。加えて、ガソリン代の補助を年内継続することや、年金・低所得者世帯に給付金を検討していることなどの物価対策についても紹介した。

 経産相も寝耳に水だった紹介されたこの対策について、志らくは「言ってみれば、リーダーの暴走なわけですよね。そういう組織っていうのはやがてつぶれる」と一刀両断。「リーダーが暴走しても、国民が『よくやった!』『素晴らしいぞ!』ってなれば、暴走は評価されるんだけど、この程度のことだったら評価されないでしょ。ある程度助かる部分は出てくるけれども。『総理すごいな!』。こうなったときに初めてリーダーの暴走は正当化されるんだけど、これだったらチグハグすぎます」と言い放った。

 MCの恵俊彰が「最初からね。『補助はやめませんよ』って言ってるんだったら、まだね…」と応じると、志らくは「ミエミエだって。総裁選ミエミエだっていうね」と9月の自民党総裁選を意識しただけの人気取りだと斬り捨てた。