【東京へ駆ける・下】福原愛さん 娘に卓球やらせたい思いはまったくないです

【東京へ駆ける・下】福原愛さん 娘に卓球やらせたい思いはまったくないです

 東京五輪の新企画「東京へ駆ける」の1回目に3日連続で登場する福原愛さん(30)の最終日。夫の江宏傑選手(29)や、1歳2カ月の愛娘・あいらちゃんのこと、そして今後の自身の夢についても語ってくれた。

  ◇  ◇

 −第一線を退いて3カ月ほどたちますが、卓球をやりたくなることは。

 「うーん、ないですね。旦那さんが卓球選手なので、用具はありふれていて。洗濯物とかもユニホームとかなので、常に触っている環境ではあるんですけど…。自分がやりたい、はまったくないですね」

 −Tリーグの理事とか、違う形で卓球にかかわるようになってもか。

 「試合を見ていたり、みんながプレーしているのを見て、ボールがきたときに手は出ちゃうんですよ(笑)。パッって出ちゃうんです。体は反応するけど、心はまったく反応しないですね(笑)」

 −それはお子さんがいるからか。

 「子供と卓球というのは元々切り離しています。一番初めの結婚会見でも話した通り、軸がまったく別物と考えていたので、そこが交わることはなくて。子供がいるからどうとか、結婚しているからどうとかはまったくないですね」

 −娘さんに卓球をやらせたいか。

 「やらせたいという思いはまったくないです。○○をさせたいというのはないですね。自分で選んで、自分が好きじゃないと続かないので、親がやらせたところで。自分がやりたいとか、面白いとか、楽しい、がないとつまらないと思うし。娘自身の人生なので、全力で応援するんですけど、本格的にやるってなると、つらさも分かるし、苦しさも分かるぶん、心は痛いなって思いますね(笑)この道選んだか〜って」

 −結婚して良かったな、って思う瞬間はどんなときか。旦那さんの支えを感じるときは。

 「最近、旦那さんと一緒にいてよく思うんですけど、旦那さんというより、姉妹みたいな感じがするんですよ(笑)。いろんな相談にも乗ってくれるし、ネイルとかの相談にも乗ってくれるし(笑)。一緒にお買い物にも行ってくれる。もちろんけんかもするけど。旦那さんに限らず、コーチとかもそうですし、生涯大事にしたいと思える人に出会えたのは、すごく人生が豊かになるんじゃないかと思います」

 −子育ては想像していたものだったか。

 「卓球をやっているとき、自分のプレーがうまくいかないときに『もう〜』ってなってしまっていたのが、今、子育てをしていると、あの『もう〜』が“1”ぐらいに思えますね(笑)」

 −それほど大変と。

 「怒るとかそういうわけではないけど、忍耐強くなったりとか。一人目を出産した後に、出産したことのある選手に『これで復帰したらもっと強くなれるよ』って言われたんですよ。その意味が全然分からなかったけど、精神面とかメンタルが強くなる分、たぶんこういうところを比較してそういうことを言ったのかな、と感じることが多くなりましたね」

 −得意料理は。

 「台湾にいることが多くて、旦那さんのお母さんが料理がすごく上手で。『客家』という、例えば上海料理とか四川料理みたいな感じで、台湾にそういう料理があるんです。それを教わっています。旦那さんが小さい頃から食べているものなので。それを作ることが日本食よりは多いですね。1回目より2回目がおいしくなるように研究しています」

 −福原さんが描いている夢は。

 「次世代の子供たちがより暮らしやすかったりとか、26年間卓球をやってきて、常に周りの方が、私が一番卓球に集中しやすい環境作りをしてくれていたので。そういった、次の子供たちが集中して夢を追いかけられるような、環境作りのお手伝いができたらいいなと思っています」=おわり=


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