「大相撲名古屋場所」(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)

 大相撲の大関御嶽海(29)=出羽海=が22日、都内の部屋で稽古後に取材に応じ、夏場所初日に右肩を負傷していたことを明かした。負傷の影響で、現在も本格的な稽古はままならない状態。自身初のかど番で迎える名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)は、ぶっつけ本番も辞さずに戦い抜く覚悟を口にした。

 厳しい試練が御嶽海を待ち受ける。右肩の負傷の影響で、現在の稽古は「基礎運動と押す相撲」のみ。部屋の前で幕下以下に胸を出す姿は見せたが、本格的な相撲はまだ取れていないという。「もやもやするが、焦ってもしょうがない。ぶっつけ本番は避けたいが、やらないといけないぐらいの覚悟をしながら」と語った。

 先場所初日の高安戦。押し出しで勝ったものの、勢い余って土俵下に転落し、右肩を痛めた。その後は白星を伸ばせず、6勝9敗と負け越し。病院はすでに受診済みで、診断名は明かさなかったが、「ストレッチとか肩を中心的に動かしていければ慣れてくる」と医師からは言われているという。

 自身初のかど番については「その感覚はない」と気負いはない様子。ただ、他の関取が出稽古解禁で実戦感覚を磨く中、相撲を取れずに場所を迎えることになれば、大関として苦戦を強いられるのは避けられそうもない。

 その中でも、目標はいつもと変わらず2桁星。「痛いなりにやれることはある。先場所も高安関戦の後に5勝できた。いい勉強になった」と前を向く。「こっち(右)で支えられる自信がないが、長い相撲より速い相撲で。そうしたら負担なくできる。先手を取りたい」。名古屋場所初日まで2週間余り。全力でコンディションを上げ、勝負の15日間に挑む。