初参戦の府中で“トリ”を飾った。28日の東京12Rをエピックジョイで制し、永島まなみ騎手(21)=栗東・高橋康=が今年のJRA14勝目、通算92勝目を飾った。

 道中は好位のインで脚をため、直線は余力十分に抜け出して3馬身差の快勝劇。まなみは「すごくいい子。ゲートの駐立が良く、二の脚もついていい位置で我慢できました。追ってからの反応も良かった。きょうは強かったですね」と笑みを浮かべた。

 デビュー4年目で初となる東京騎乗。この日は8鞍に騎乗して、最後のレースで勝利を決めた。「模擬レース以来でしたが、すごく広い競馬場で乗りやすかったですね。ダービーを見学させてもらった舞台ですし、そこで乗せていただいて光栄です。もっと大舞台で乗れるように精進します。きょうはたくさん乗せていただいて、なかなかいい結果を出せなかったのですが、最後は馬が頑張ってくれました」と“まなみスマイル”で締めくくった。