今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使い、従業員の平均年齢が30代で大阪に本社がある上場企業を対象に「年収が高い企業ランキング」を作成した。本社所在地はダイヤモンド社企業情報部調べ。単体の従業員数が30人未満の企業は除外している。対象期間は、2019年12月期〜20年11月期。


年収が高い企業ランキング2020最新版【従業員の平均年齢30代/大阪府・完全版】


 早速、ランキングを確認していこう。

1位はランキング常連のキーエンス

 1位のキーエンスは、全国版「年収が高い会社ランキング」でも常連の企業。検出・計測制御機器大手で、平均年齢35.6歳、平均年収は1839.2万円。昨年の2110.7万円より12.9%下がっているが、それでも2位に550万円近い差を付けており、ダントツで高い年収と言っていい。

2〜4位はすべて不動産

 2〜4位はすべて不動産で、2位のファーストステージは平均年収1291.5万円、3位のLeTech(リテック)は985.9万円、4位のダイビルは953.7万円となっている。

 ファーストステージは、マンション分譲や賃貸・建物管理、太陽光発電を主力事業とする20年5月に東京プロマーケット(TOKYO PRO Market)に上場した企業だ。

 東京プロマーケットは東京証券取引所が運営するプロ向けの市場で、一般の国内投資家は株式を購入することができない。他の市場とは異なって数値で定められた上場基準がなく、上場する企業側としては早期に低コストで上場できるメリットがある。その半面、同市場の上場会社は相対的に高い投資リスクを含んでいる場合があり、一般の市場よりも「投資は自己責任で」の側面がさらに強いため、プロ向け市場となっている。

 LeTechは、平均年収が前年から5.6%増している。不動産オーナー向けのサービス提供や、不動産コンサルティングを行ってきた企業で、現在は富裕層向け資産運用アドバイスを行うZUUと提携し、不動産オーナー向けのWebメディア「YANUSY」を運営している。

 ダイビルの平均年収は前年から0.1%増とほぼ変わらず。主力事業はオフィスビルや商業施設などの賃貸である。

 5位は建設業の大和ハウス工業で、前年から1.2%増の918.5万円となっている。

 ランキング完全版では、6位以下の計100社を掲載しているほか、平均年収が700万円以上の24社を業種別に分析した。ぜひチェックしてほしい。

(ダイヤモンド編集部 吉岡綾乃)