PB「食の幸」の総菜化が加速! 新店「千葉中央店」の売場に見る、西友の総菜戦略最前線
DCSオンライン6/10(火)20:00
西友(東京都/大久保恒夫社長)は6月5日、千葉県千葉市の高層マンション1階に「西友千葉中央店」(以下、千葉中央店)をオープンした。オフィスビルが集積するエリアに出店した同店は、ビジネスパーソンの昼食利用を見込んで総菜を強化する。本稿では、その総菜にフォーカスして同店の商品政策(MD)をレポートする。

旧「千葉パルコ」の跡地に新規出店
千葉中央店は、JR「千葉」駅から徒歩10分の場所に位置する。かつて西友の店舗が入居していた商業施設「千葉パルコ」の跡地に建設された、高層マンションの1階にオープンした。千葉県内14店舗目、西友全体では244店舗目となる。
周辺は、千葉市中央区役所があるほかオフィスビルが集積し、ビジネスパーソンの往来が多いエリアである。また近年は千葉駅周辺を中心に再開発が進み、高層マンションの建設も相次いでいる。商圏とする0.5km圏内には2452世帯/4114人が居住しており、単身者や少人数世帯がとくに多いのが特徴だ。
主な競合店としては、「酒&業務スーパー千葉中央店」「グルメシティ千葉中央店」「リブレ京成千葉中央店」、千葉駅前の「千葉そごう」内の「ザ・ガーデン自由が丘 千葉店」などがある。
千葉中央店の売場面積は約350坪で、西友では標準規模の店舗。近隣のマンションに住む単身者や少人数世帯をターゲットに、生鮮や日配品などで簡便・時短商品を充実させる。また、付近で働くビジネスパーソンの昼食需要を見込んで、総菜も強化。西友の生鮮プライベートブランド「食の幸」を使用した商品や、個食ニーズに対応する少量サイズを充実させている。
「食の幸」を素材に使ったこだわりの総菜などを展開
総菜売場の主要な商品を見ていこう。
入口側から見て手前の平台では和洋中の揚物や炒め物をラインアップする。
オープン日は「食の幸 熟成うまリッチポーク」を使用した目玉商品であるロースカツを1枚299円(以下税別)で販売。ロースカツをはじめとする店内製造の揚物の一部について、「出来立ての時間」を記した掲示物を設置して、揚げたてが陳列される時間がわかるようにしていた。


コロッケや天ぷらなどの一部総菜は量目対応をとり、大小の複数サイズを揃える。そのほか、ハムカツや焼売などの定番商品は3パックよりどり999円のバンドル販売を実施する。

弁当はビジネスパーソンの昼食利用を意識したラインアップ
おかず類の向かい側の平台では、弁当や寿司、おにぎりを販売する。取材時は、「だし香るロースかつ重」や「厚切り!鮭弁当」など、「食の幸」の素材を使用したこだわり商品をエンド部分に陳列していた。


管理栄養士監修の「Healthy Box」シリーズは、「タンパク質がたっぷり摂れる!トマトキーマカレー」(499円)や、オメガ 3 脂肪酸を含む「食の幸 玄米鶏」を使用した「玄米鶏のおろし竜田弁当」(499円)などの健康に配慮した商品を揃える。

おにぎりやサラダなどを追加してもワンコインで収まるお得感がコンセプトの「ポケット弁当」シリーズは、各299円で販売する。「アジフライ弁当」「ハンバーグ&コロッケ弁当」「白身フライ&焼肉弁当」の3SKUを揃え、売場ではPOPを掲示して値ごろ感を訴求していた。

また、取材時は「うな重」(799円)、「うなぎづくし」(499円)など、土用の丑の日を意識した季節感のある商品も販売していた。

寿司は、人気のネタを詰めた「にぎり寿司 華」(699円)などの商品のほか、海苔巻きやいなり寿司、太巻きを組み合わせた商品を揃える。丼ものは「サーモン三種の海鮮丼」「マグロ三種の海鮮丼」(各499円)などのほか、うどんとのセット商品も販売していた。

レジ前では、和総菜やサラダ、麺類を展開する。和総菜は、ひじきの煮物や肉じゃが、れんこんのきんぴらなどの定番商品を250円前後で販売する。

サラダでは、通常商品のほか、昼食や晩酌での“もう1品”にちょうどいいカップサラダシリーズ「ごちDELI」を展開する。「ジュレで食べるトマトペンネサラダ」「サーモンバジルのマリネ」「パンチェッタとバジルマヨのポテトサラダ」など5SKUを揃える。

以上の商圏特性に即した品揃えにより、千葉中央店は地域住民や近隣で働くビジネスパーソンのニーズに応え、支持拡大をめざす。
著者:ダイヤモンド・リテイルメディア











