ビジネスで日常的に行われている「ブリーフィング」は、もとは軍事用語ですが、今では医療業界やスポーツなどで、広く使われています。ブリーフィングという呼び方はしない場合もありますが、そういう会社でも実際には毎日のように行われているはずです。
この「ブリーフィング」の詳しい意味を知っていますか?
■「ブリーフィング」は
「ブリーフィング」の語源は、“簡潔な”、“短時間の”、“要約する”を表す英語の「brief」で、意味は簡単な状況説明や報告、指示です。
ブリーフィングは、空軍が戦闘前に司令や作戦の確認作業を指していましたが、近年では、ビジネスシーンでも耳にします。
「エレベーターブリーフィング」は、多忙な上司や顧客に打ち合わせやプレゼンをすることで、エレベーターに乗っているくらいのわずかな時間で済ませるため、こう呼ばれます(エレベーターピッチなどとも呼ばれます)。
■ミーティングとは明確に違う
ブリーフィングとミーティングとの大きな違いは、時間の長さです。ミーティングは意見を言い合う時間をしっかりと取りますが、ブリーフィングは説明や報告が主で、短い時間に終わらせます。
ただし、業界によって、ブリーフィングの意味は多少変わります。医療業界では患者の状態や治療内容などの情報共有や引継ぎを行う打ち合わせのことで、“簡単な”という意味合いを含みません。
文/編集・dメニューマネー編集部