ガソリン代の値上がりが続く中、考えたいのは、なるべく燃費をよくしたり、格安ガソリンスタンドを使ったりすることだろう。燃費をよくするには、具体的にはどうすればいいのだろうか。また、一部のガソリンスタンドが低価格なのはなぜなのだろうか。
■車の暖房は消したほうが燃費が良くなるのか
寒い時期になってもガソリン代が高い状況が続いている。少しでも車の燃費を良くし、ガソリン代を節約したいところだ。ここでは燃費を向上させる小技を紹介する。
●トランクの荷物を軽く
自動車全体の重量が大きいと、燃費は当然悪くなる。自動車の車体自体の重量は変えられないが、トランクに載せっぱなしの荷物を降ろせば、自動車全体の重量はその分軽くなる。
特に載せっぱなしにしがちなのが、ゴルフバッグやキャンプ用品。寒い時期は使うことがないので、トランクの中以外で保管できるスペースがあるのなら、今すぐ降ろそう。
●エンジンオイルの定期交換
エンジンオイルはエンジンの性能を維持する役割を果たしている。
エンジンオイルが古くなって劣化すると、エンジン内部で発生したエネルギーを車の動力に効率的に変換できなくなる。
●暖房を消しても節約にならない
車の暖房を使わないことで燃費を良くしようとしている人も多いかもしれない。
しかし、ガソリン車の場合はエンジンの排熱を暖房に利用しているため、暖房をつけてもつけなくても燃費はほとんど変わらない。
■「格安ガソリンスタンド」はなぜ安い?
あなたの住む街に、ガソリン価格が他店と比べてかなり安いガソリンスタンドはないだろうか。リッターあたり10〜15円も安いことがあるが、なぜこのような価格差が生まれるのだろうか。格安ガソリンスタンドの謎に迫る。
●安く仕入れたガソリンを混ぜて販売
最近はガソリン価格が高騰したこともあり、こうした格安スタンドを利用する人が増えた印象だ。ガソリンスタンドは「石油元売り系スタンド」と「プライベート系スタンド」に分けられるが、格安スタンドは後者に該当する。
石油元売り系ブランドは、「シェル」や「出光」というように石油元売り会社の看板を掲げており、ガソリンの仕入れもその石油元売り会社から行う。
一方、プライベート系スタンドはさまざまな石油元売り会社からガソリンを買う。この違いが価格の差に表れている。
プライベート系スタンドはどの石油元売り会社からもガソリンを購入することができるため、価格が安い元売り会社を選んで購入することができる。
そして元売り会社が余剰に生産してしまったガソリンであれば、かなり安値で仕入れることができる。
文/編集・dメニューマネー編集部