毎月の支払いに追われる中で、「今月はどうしても引き落としにお金が足りそうにない」という時もあるだろう。そこで、クレカなどで買い物をしている人が考えるのが、「リボ払い」への切り替えではないだろうか。たしかにリボ払いは1回あたりの引き落とし額が抑えられる便利な仕組みだが、よく「危険だ」と言われている。それはなぜなのだろうか。どうしても使いたい時には、何に注意するべきなのだろうか。
■「リボ払い」を安心して使うポイント
クレジットカードの「リボ払い」は危険性が指摘されることも多い。だが、使い方の要点さえ押さえていれば決して怖いものではない。リボ払いを安心して使うためのポイントを知っておけば、いざ利用したいときの判断にも困らないはずだ。
●支払額は高く、余裕があれば繰り上げ返済を
リボ払いの毎月の支払額は無理のない範囲でなるべく高く設定することだ。これにより完済までの期間が短くなり利息の総額を抑えられる。
また、金銭的に余裕のある時には、毎月の支払いとは別に繰り上げ返済を行って利用残額を減らしたい。
●金利(実質年率)の低いカードを選択する
クレジットカードを複数持っている場合、各カードのリボ払い時の金利(実質年率)を見て、どのカードで購入するか決めるといいだろう。
リボ払いの金利は年15%に設定されていることが多く、毎月の手数料(利息)はその金利を12(月)で割ったものに利用残高をかけて算出される。
カードによっては15%より低い金利が設定されていることもあるので、一番低い金利のカードを使って支払う利息を安く抑えたい。
■「リボ払い」はおすすめできない?賢い使い方ってあるの?
「リボ払い」については、「1回あたりの支払額が抑えられて便利」という声の反面、「知らず知らずに支払い額が増える」ことから批判も多いようだ。どうしても支払いに困るような場合には便利なようだが……。
●リボ払いが悪く言われる理由
リボ払いには利便性もあるが、批判も少なくない。
なぜならデメリットとして、手数料が高くなること、定額で支払う形式のため毎月いくら利用したか把握し辛くなることなどがあるからだ。
多くのクレジットカードでリボ払いは年利15%に設定されている。
そのため、一括払いに比べてリボ払いで支払う期間が長くなればなるほど、返済額が多くなる。
特にリボ払いは利用した金額に関わらず毎月の支払いを一定にできるので、「お金がなくても大きな買い物が簡単にできる」と錯覚しがちだ。
気づかないうちに、利息分が膨大になり支払えなくなるという危険性がある。
文/編集・dメニューマネー編集部